英語力強化のための動画配信サービス活用法

2大動画配信サービスは結構使える

huluはトップ画面から「その他」を選び「英語字幕」を選ぶ。一部非対応デバイスあり

 そして、日本で配信されている動画配信サービスの中でも英語学習に向いているのが、ベタではあるがHuluとネットフリックス(Netflix)だろう。  その理由の1つめは、当然ながらハリウッド映画や人気海外ドラマなどのプレミアムコンテンツを、テレビやパソコン、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでも、いつでもどこでも閲覧することが可能だということ。  そして、理由の2つめは、Hulu、Netflixともに「英語字幕」を擁していることだ(※デバイスによっては見られない場合もあります。詳細は各サービスをご確認ください)。特に、Huluの「10秒巻き戻しボタン」は、シャドーイングの練習のためではないかと穿った見方をしてしまうほど、少し巻き戻して再度聞きたいと思うときに役立つ機能である。  筆者としては、これらのサービスを①トレーニングとしてシャドーイングするケースと、②英語の映画やドラマを観て楽しむケースに分けて、筆者の活用方法を記したい。なぜ2つに分けるかというと、①だけではいちいち細切れで観ていては内容が理解できない上に疲れてしまい、嫌になってしまうからだ。そのため、②のように、あまり勉強や学習だとは考えずに、映画やドラマを楽しんで観ることもお勧めしたい。  具体的には、以下の様な感じで進めるといいだろう。 ① トレーニングとしてシャドーイングするケースでは、「まず、字幕なしの英語音声でシャドーイングする。その後、英語字幕で確認しながらシャドーイング。さらに、もう一度、字幕なしの英語音声でシャドーイングする」。 ② 英語の映画やドラマを観て楽しむケースでは、「日本語字幕や吹き替えで一度再生して全体像を掴んだあとに、英語字幕・英語音声でもう一度見る、最後は字幕なし英語音声で見る」という方法を採っている。全体像を掴んだあとに、字幕なし英語音声に進んでもよい。日本語字幕の映画やドラマを観た後に、他の映画やドラマを観ることがないように気をつけたい。他の映画やドラマを観たいという欲求に打ち克ち、このルーティンを守ることが英語力向上に繋がると信じよう。
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