億超えトレーダーがこっそり教える常勝の【鉄板サイン】とは?
2016.01.27
今でこそ随分と減ったが、以前は意図的に約定レートを滑らせたり、利用者の逆指値を見ながらレートを操作する「ストップ狩り」が横行していた。
「どうやら大口になればなるほど、約定が遅延したり、不利な勝負を強いられることがわかってきました。100万円の口座と1000万円の口座では約定のタイミングがずいぶん違っていたし、5000万円だとさらに不利な勝負になる。それからは一つの口座の資金は5000万円までに抑えるようにしています」
saeki氏の話、何を聞いてもケタが大きい……。
◎3つの市場を同時にトレード
着目するのは市場間の相関性。米ドル/円とユーロ/米ドルは逆相関、米ドル/円と日経平均は順相関に動く傾向を利用し、3市場を同時に分析、取引する
◎ボリンジャーバンドをアレンジ
saeki氏の推奨は通常のボリンジャーバンドのパラメータを変更したフィボナッチ・ボリンジャー。シグマの値を大きくしておりローソク足ははみ出さない
◎フィボナッチ・ボリンジャーで逆張り!
フィボナッチ・ボリンジャーにローソク足がタッチしたときは逆張りのチャンス。1分足から日足レベルまで、どの足でも効果的に使えるという。試してみよう
【億超えを確信した瞬間】
「FXは対市場ではなく対業者の戦いでもあることに気づいた点です。証拠金が大きいほど不利な戦いを強いられるので、良質な業者の見極めや口座分散などの対策が必要。実はシステムの善し悪しより重要かもしれません」
【saekinomao氏】
経営していた会社を売却しシストレに着手。研究・開発を続け精度抜群の独自シグナルを編み出す。シグナルは非売品だが共同研究者を探している。ツイッターIDは@zz11194
― ミリオネア投資家の(秘)戦略 ―
「資産は決して順風満帆に増えたわけではなく、最初は稼いでは失っての繰り返しです。本当に儲かり始めたのは4年前。必要なのは自分だけのオリジナルの分析ではなく、多くの人が使っているテクニカルを使い、多くの人と同じようにトレードするのが安全だと気がついてからです」
みんなが買えば上がるし、みんなが売れば下がる。考えてみれば当たり前のことだが、saeki氏がこっそり見せてくれた愛用のチャート画面は、売買シグナルが表示される独特のもの。これで多くの人と同じようにトレードできるのだろうか。
「シグナルを表示させてはいますが、システムの基になっているのはボリンジャーバンドなどのありふれたテクニカルです。ただ、テクニカルはメンタルにより見方にブレが出る。そのブレを避けるため、シグナルだけを表示させているんです」
saeki氏はこのシグナルを米ドル/円、ユーロ/米ドル、それに日経平均の3つで表示させている。
「米ドル/円は日経平均と同じ方向に動き、ユーロ/米ドルとは反対に動く。だから、『米ドル/円の買い・ユーロ/米ドルの売り・日経平均の買い』の3つか、あるいはその逆がそろったときがエントリーです」
このシグナルが指3本の利益をsaeki氏にもたらした源泉だ。しかし、シグナルは非公開。市場攻略のヒントはないだろうか?
「使って欲しいのが『フィボナッチ・ボリンジャー』。通常のボリンはシグマの値を2、3に設定しますが、それだとローソク足がボリンから頻繁にはみ出してしまい、サインの判読が難しくなる。そこでシグマの値にフィボナッチ数の4,618などを使うんです。これだとそう簡単にはみ出ませんし、シグマにタッチした時には逆張りのチャンスとなります。1分足でも1時間足でも通用します」
saeki氏のボリンはセンターラインの値もひと工夫施している。
「頻繁にはみ出させないため、なるべく真っ直ぐなセンターラインが欲しかった。そのために選んだパラメータは『62』になります」
1日の大半をシステムの開発と検証に当てているsaeki氏が推奨するフィボナッチ・ボリンジャー。FX攻略のヒントがここにありそうだ。
自作システムの鍵となるのは3つのチャートの相関性
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