海外勢の猛攻も!? 激化するハンバーガー戦争の行方

HBO取材班
 右を見ても左を見ても「プレミアム」な今の時代、その波はハンバーガーにも押し寄せ、安さが売りであった「マクドナルド」は赤字を計上中。消費者ニーズが大きく変化する現在のハンバーガー業界をハンバーガー探求家・松原好秀氏は「時代」というキーワードを挙げつつ、こう分析する。

ハンバーガー

※画像はイメージです

「安かろう悪かろうの時代から、多少高くても美味しく安全なものが求められるようになりました。“ファストカジュアル”(ファストフードとレストランの中間業態)が今のトレンドです」

 マックの苦戦を好機とばかりにアメリカ発のチェーン店「シェイクシャック」や「カールスジュニア」の日本出店が相次ぎ発表された。

「背景には円安や訪日外国人の増加などがあります。シェイクシャックが日本国内での独占契約を結んだのは、『スターバックス』で実績ある『サザビーリーグ』。カギはいかに顧客が身近に感じるサービスを展開するかです。食材や調理法に特色ある両店なら勝機は十分にある。また、この流れを受けてハンバーガー“専門店”が注目を浴びそう」

 1個1000円を超える「プレミアム」なハンバーガーを提供する専門店が、ここ10年、都内を中心に定着。ジャンクフードの代名詞だったハンバーガーが専門店で楽しむ「食事」に変わった。とはいえ、ハンバーガー1個の価格が1000円とは……。

「ですが、気づけばマックもセット価格700円。良質な材料を選び、手間暇かけて作る手づくりのハンバーガーが1000円ならばより美味しくて安心・安全な方を選ぶでしょう。安さの競争から品質と安全を求める競争へ、時代は大きく変わろうとしています。生き残りを懸けた“ハンバーガー戦争”は相当熾烈なものになるでしょう」 <取材・文/HBO取材班>

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