ドル/円の「黒田日銀離れ」
2015.04.14
資料参照>。日本の2年債利回りは、日銀の金融政策を反映する金利。その意味では、まさにドル/円は、2013年4月の日銀・黒田総裁体制以降、黒田総裁が決めてきたようになっていたわけだ。
※<資料>はコチラ⇒https://hbol.jp/?attachment_id=34269
そんな関係が、今年に入ってから大きく崩れ始めた。今年に入ってから2年債利回りが一時のマイナスから0.05%程度まで上昇したのに対し、ドル安・円高の反応はそれより軽微にとどまっている。
昨年までの関係を前提にすると、115円を下回るドル安・円高になっていておかしくない。ところが、そうなっていないわけだ。ドル円の「黒田日銀離れ」の構図となっている。あくまで一時的なのか、それともドル高・円安が大きく修正に向かう前触れなのか、注目されるところだ。(了)
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【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、投資情報会社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。
著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など
●ツイッター http://mobile.twitter.com/yoshida_hisashi
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ドル/円は2013年4月頃から、日本の2年債利回りと高い相関関係が続いてきた<ハッシュタグ