玉川氏がコメントしたように、現時点では「
うつらない、うつさない」ということが大事で、
緊急事態宣言解除後もマスクをするということが重要かつ、緊急な課題だ。マスクマナーは
重要度・
緊急度の観点から優先順位の上位に挙がらない、
時期早尚のテーマだったと言わざるをえない。
仮に、百歩譲ってマスクマナーの問題が、重要度・緊急度の優先順位が高かったとしても、あるいは今後高くなったとしても、重要度・緊急度の優先順位自体も、命にかかわったり法律に違反したりする問題以外は、
決めつけられたり、押しつけられたりするものではないと、私は考える。
マナーを守ることは
社会生活を営むうえで大事な側面があるが、少なくともマスクの色やシャツとの組み合わせ、イラストや柄の問題は、
生命や法律にかかわるものではない。だとすれば、
強制していると受け取れてしまうこと自体が問題で、損失なのだ。
質問:重要度・緊急度・貢献度の優先順位づけの具体的方法は何か
重要度・
緊急度・
貢献度で
アクションの優先順位づけをしていくということはよくわかりましたが、具体的にはどのように優先順位づけをしていけばよいのでしょうか?
回答:10分足らずでアクションプランのバブルチャートを作成する
アクションの優先順位づけをしたい期間のアクションを、10アクションなら10アクションと決めて、5分程度で付せんに書き出します。
書き出す際には、
ひとつの付せんにひとつのアクションを1行程度のキーワードで記入します。アクションの数を決めて、5分程度しか時間をかけないで書き出すのは、アクションの優先順位づけに
必要以上の時間をかけないためです。
重要度の大・中・小を付せんの右下に、1分程度で記入します。
緊急度の大・中・小を付せんの左下に、1分程度で記入します。
貢献度の大・中・小の円を付せんに重ねて、1分程度で記入します。
書き出した付せんを、
横軸が重要度の大・中・小、
縦軸が緊急度の大・中・小で区分した
マトリックス表に貼り出していきます。わずか
10分足らずで、アクションプランニングの優先順位づけの
バブルチャートを作成することができます。
これを机上に置いて、新業務については付せんを追加したり、完了業務は付せんを外したりすれば、日々、わずかな時間で確度の高いアクションの優先順位づけができるようになります。
【山口博[連載コラム・分解スキル・反復演習が人生を変える]第231回】
<取材・文/山口博>