バーガーを半分にカットしたことで、ビーフ総重量499gの肉の壁や激辛の香辛料の味付け部分をはっきりと見ることができた。
1つ安心したのは、全体の大きさが写真を見てイメージしていたものよりも、意外に小ぶりな印象だったこと。
これまで1キロ弁当や12,000kcal超えのデカ盛りメニューに挑戦してきた筆者にとって、量に関しては余裕でクリアできそうだと感じたわけである。
しかし一方で、スペシャルな香辛料で味付けされた“辛さ”に関しては未知数だ。
激辛のものはほとんど食べないため、辛さに不安を覚えながらもまずはハンバーガーを口に運んでみる。
パティ4枚の重厚感がどっしりと伝わり、ジューシーな肉の旨味を感じる出だしだったが、食べ進めるにつれて中央部にある“激辛ゾーンへ”。
喉が乾くことを想定して、ドリンクもセットに付けたのが功を奏し、辛さを感じた時はすぐさにドリンクを飲んで乗り切ることに。
なんといっても辛さがツンときたのは激辛ガーリックフレークだ。これが結構入っていて、慣れるまではピリ辛に感じるかもしれない。また、後味までピリピリと辛さが残るのも特徴的だった。
ただ、特にギブアップするくらいの辛さではなかったので、残りも問題なく食べることができ、無事完食。
今回の重量級バーガーは特段苦労せずに美味しくいただくことができたが、食後は口の中に残るにんにく臭やお腹に溜まる肉の重みが気になった。
通常の量と比べれば、大きいことには変わりないゆえに、食後の背徳感をより一層感じる商品なのは間違いないだろう。
定期的に超ワンパウンドビーフバーガーシリーズを発表しているバーガーキング。次なるデカ盛りメニューはどんなものが出るのだろうか。
<取材・文・撮影/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている。