この国の政府に文化芸術を支援する気はなし!? WeNeedCultureによる公開質問4問に対する文化庁のゼロ回答
これら切実な文化芸術関係者の叫びに政府側はどう答えたのか?
質問1(筆者による要約):
文化芸術分野への支援策は新たな取り組みへの経費補助であり、前払いが無い。現時点で廃業寸前の文化芸術関係者は経費を立て替えることができず、申請すらできない。使途を問わない給付型の支援ができない理由は?
文化庁回答:
*質問の回答は一言も無し
質問2(筆者による要約):
文化芸術関係者は活動を制限して感染拡大防止に協力してきたが、法律に基づかない「働きかけ」で夜8時以降の活動を自粛せざるをえない。しかし、自粛に対する協力金が支払われない理由は?
文化庁回答:
*質問の回答は一言も無し
質問3(筆者による要約):
諸外国では文化芸術団体の存続のための緊急支援を政府が率先して行っている中、この国の文化芸術を守るために、日本政府ができることはなんだと思う?
文化庁回答(原文):
これらを切れ目なく実施することにより、新型コロナの感染拡大により厳しい状況にある文化芸術やエンターテイメント業界の活動を支えてまいります。
*実質的にはゼロ回答
質問4(筆者による要約):
現在厳しい状況にある文化芸術関係者へのメッセージ
文化庁回答(原文):
文化芸術関係者におかれましては、これまで徹底した感染症対策にご尽力いただきながら、イベント等の開催に取り組んでいらっしゃることに心から敬意を表します。今後も、関係者の現場の声を十分に聞きつつ、文化芸術活動に則して、文化芸術活動の再開・継続・発展を支えるために、関係省庁とも連携し、しっかりと対応してまいります。
*実質的にはゼロ回答
政府側の回答書面、青信号でも実質ゼロ回答
質問4問に対する文化庁の回答を集計した結果、次のような結果になった。
<色別集計・結果>
●文化庁(計622字):赤信号27% 黄信号39% 青信号34%
*小数点以下を四捨五入しているため、合計は必ずしも100%にはならない
* 4名(菅総理、麻生財務大臣、萩生田文科大臣、梶山経産大臣)の回答を文化庁が取りまとめ
赤信号と黄信号が7割弱を占めている上、3割強の青信号は実質的にはゼロ回答である。
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