東京入管でクラスター発生、男性被収容者の約4割が感染。施設内のコロナ対策がずさんすぎる?
「ちゃんと治療をしてくれるのか」と聞いた感染者に暴行?
「いつクラスターが発生してもおかしくない」と弁護士は警告
2月20日からは、陽性者の部屋に監視カメラが置かれ始めた。入管はほとんどの陽性者をただ個室に閉じ込めているだけで、万全な治療をしているとは言い難い。被収容者の弁護人を務める駒井知会弁護士に、今回のクラスターの件で話を聞いてみた。
「18日には『弁護士も極力面会を控えてほしい、緊急であれば要相談』と言われました。今まで弁護士はそこまで規制されることはなかったのに、入管側も今回のことでよほど困惑しているのだなと感じました。
しかし、昨年からこういうことにならないように『解放できる人は早く解放してほしい』と再三言ってきたにもかかわらず、こんな結果になってしまいました。まだ今後も感染が広がる可能性があります。(被収容者の)家族からも、面会もできず『感染したらどうしよう』『心配でたまらない』との声を聞きます。
今日まで国際法違反の収容を続けて、入管庁が今回の事態について責任を感じていないのであれば大問題です。衰弱した人々、多様な疾病に苦しむ人々を密閉空間に長期収容している状態がいかに危険なことか。弁護士会を含む多くの団体が、過去10か月近くにわたって警告を発し続けてきました。
いつクラスターが発生してもおかしくないと警告し続けてきたのです。人々の命と健康を守るため、今回の事態の早急な解決はもちろん、違法な入管収容制度を直ちに改めてほしい。現状は『精神的拷問』に近い状態ととらえています。
国籍にかかわらず、地位にかかわらず、陽性反応を示したすべての人々に必要な治療と体調改善のための適切な対応をするべきです。そして、感染していない人についても、極力速やかに解放することを望みます」
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