台湾と並び、完璧な新型コロナウイルス対策を進めているニュージーランドでは、ニュージーランド最大の都市・オークランドで新型コロナウイルスの感染者が3人見つかったことを受け、3日間のロックダウンを発令。170万人が外出を自粛し、必要不可欠な仕事を除き、学校や会社が閉鎖されたといいます。
ロックダウンに踏み切った理由は「感染力の高い変異株だったことに備えるため」だと言いますが、実際、感染が判明した人は変異株に感染していたことがわかり、ロックダウンに踏み切ったのは正解だったということになります。
日本にも、こういうキレキレの政治家がいたら、日本経済をこんなにガタガタにすることもなく、国内を安全に旅行したり、みんなでゴハンを食べに行ったりできたと思うのですが、水際対策さえ「ザル」なのです。どいつもこいつも政治家が無能なものだから、いざとなったらワクチンがあると思っているのです。しかし、変異株にワクチンが効くとは限らないとあれば、また振り出しに戻ります。日本もニュージーランドも島国で、環境的な共通点はたくさんあるはずですが、まったく異なる政策、まったく異なる政治家のレベルなのです。
国民の政治への無関心が蔓延し、能力に欠けた議員が、選挙制度上の「穴」や、血縁などだけで議員になることだらけのニッポンでは、なかなか新型コロナウイルス対策が思うように進まず、まともな補償も出さないため、企業がどんどん倒産していますが、こうした現状を諦めるのではなく、政治家にしっかり「水際対策をちゃんとやれ!」と声を出すことが大切だと思います。
政治家の皆さんも、このまま何もせずみんなから嫌われてしまうと、次の選挙で無職になってしまうもので、みんなからガタガタ言われるようになると、なんだかんだで動かざるを得なくなります。だから、みんなで「空港検疫をちゃんとやれ!」と大きな声を出すことが大切です。そうでないと、このままどんどん新しいタイプの変異株が入ってきて、ワクチンを打っても意味がなくなってしまうかもしれません。とうとう変異株の変異株が見つかり始めていて、このままだと人類が新型コロナウイルスを克服するまでに10年かかるとまで言われるようになっているので、とにかく打てる手をガンガンに打っていく以外にないのです。そのためには私たちが何もしない議員のケツを叩いていくしかありません。
<取材・文/選挙ウォッチャーちだい>