節約しながらもゆとりを持ってセミリタイア! 早期退職の割増分も使って1億超を創出

 今、FIREという言葉が注目されている。これは、Financial Independence,Retire Earlyの略で、投資などで経済的自由を得て早期退職を目指す生き方のことだ。欧米の若年層から広まり日本に広まり、今では「FIREブーム」という言葉も。  今回は、節約しながらもゆとりを持ってセミリタイアに踏みきったRanpaさんのケースを紹介しよう!

早期退職の割増分も使ってリタイア資金1億超を創出

FIRE

会社員時代には生活のリズムがバラバラだったというRanpaさん。今は郊外に移住して「妻との食事を楽しんだりゆとりある生活ができています」

 ここまでに紹介した3000万~4000万円でFIREを達成したケースでは、かなり節約をしたうえでリタイア後の生活が成り立っていることがわかる。30代前半という若さもあって今の生活ができている部分も大きいだろう。  一方で、45歳でFIREを達成したRanpaさん(47歳)のケースは、節約もしながらもっとゆとりを持ってセミリタイアに踏みきった事例だ。  金融マンだったRanpaさんは2年前、運用でコツコツ築いた資産に加えて、勤務先の早期退職者制度を利用してリタイア資金1億1200万円を捻出。一気にFIREを達成した。 「35歳の頃から漠然と、『10年後ぐらいに独立して何か自営業をしたい』という気持ちがあったんです。だから45歳で早期退職者制度を利用すれば退職金が上乗せになるので、辞めるにはお得なタイミングだと思いました」

「家」「車」「保険」には余計なお金をかけない

FIRE サラリーマン時代から将来の事業資金を貯めるために、人生の3大出費である「家」「車」「保険」には余計なお金をかけないようにしてきたという。 「長期的に考えて出費が高くなるような物は買わないようにしてきました。  例えば住宅は家賃のかからない社宅に住み続けていましたし、車は国産車で十分だし、保険も会社の制度で十分対応できるのでほとんどお金がかけていません。  30代からはボーナスが半年ごとに100万~200万円は出ていましたが、そのうち20万円ぐらいを使い残りは貯蓄に回したりして、40代になってからは年間700万円ほど貯蓄できるようになりましたね」
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90歳まで生きると仮定し目標金額を1億円に設定
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