早期リタイアしてから2年目を迎えて、「ようやく思い描いていた理想の生活になってきました」と話す。 「サラリーマンのときには収入が増えるほど社会保険や税金も増えていくことに納得がいかなくて。FIRE後は以前より収入は低くなるけど、生活が効率化されている実感があるんです。 　ただ一方で、FIREという目標達成まで突っ走ってきたことで、燃え尽き症候群というか、流れるままに生活している感覚もあって……ウチは子供もいないので、資産をどう活用していくか夫婦で見直さないといけないな、と」 　お金はあっても幸せを感じ続けられるかは、また別問題のようだ。

Ranpaさんの収支（’20年10月）

【収入】 株式・リートの分配金　22万円 合計　月に約22万円 【支出】 食費　8万円 水道光熱通信費　2万円 交通費　1万円 保険・税金　2万円 その他雑費　4万円 合計　月に約17万円 【Ranpaさん】 金融系に勤めていたサラリーマンで、2018年に退職。現在はセミリタイア後の生活や資産運用をブログ「45歳でアーリーリタイアして資産生活」にて発信中。 ＜取材・文／牧隆文　吉岡俊＞