東京から茨城に移住した不動産投資家。“地の利”を生かして手堅く稼ぐ手法を聞いた

 世界的に猛威をふるい続ける新型コロナウイルス。その脅威は我々の生活様式のみならず、住まいのあり方や価値観をも一変させてしまった。そんな新時代の不動産投資の“新たな勝ち筋”をしぶとく稼ぎ続ける大家たちの投資術から探る!  今回は東京から茨城県南に引っ越した不動産投資家・いばクマ氏を取材。実際に住むことで得られる意外なメリットを聞いた。

茨城の“地の利”を生かした手堅い手法で着実に稼ぐ

不動産投資

投資価格1760万円 家賃 13.7万円 利回り 9.3% いばクマ氏が狙うのは郊外の分譲ファミリーマンション。マイホームを探している実需層がスルーするオーナーチェンジ物件が割安に買えるという市場の歪みを突く

 子育て環境や実家との距離を鑑み、コロナ流行以前に東京から茨城に移住した、いばクマ氏。勤務している都内の資産運用会社がリモートワークに移行し、出社は週1と、コロナ移住を先取りした格好だ。そんな先見の明の持ち主のいばクマ氏は地元で手堅い不動産投資をしている。 「ファミリー区分をオーナーチェンジで購入し、入居中は家賃を受け取り、退去後は再募集するか実需向けに売却するか天秤にかける予定です。実はこれ、『スター・マイカ』という会社が都内で行っている手法を参考にしているんです。  ’19年以降、これまでに茨城県某駅直結の分譲マンションや、学園都市など利便性に優れる土地のファミリー区分4戸をオーナーチェンジで取得してきました」  気鋭の不動産会社の手法を自己流にアレンジし、茨城県内で実践すると東京にはない優位性もあると明かす。 「保有期間の利回りは東京なら表面5%も難しいですが、茨城なら表面8%は取れますし、競合が東京より少ない。物件もじっくり選別できますね」

「融資は地域の信金や信組が選択肢になる地元民が有利」

 表面利回りが高くとも、出口の売却で物件価格が値下がりしていれば投資は失敗だが、その点も抜かりはない。 「つくば市は郊外では数少ない成長エリアのひとつ。今後も人口流入が続き有望です。また、自分自身が茨城県民であることで実は参入障壁が低くできているんです。東京在住の人がつくば市の物件を買うには、融資の壁が立ちはだかります。  都内の投資家が利用する金融機関では『国道16号線の内側の物件でないと、融資は出さない』ところもある。融資は地域に依存するため、地域の信金や信組が選択肢になる地元民が有利なんです」
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「賃料の価格設定を下げすぎない」理由とは
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