パリピの聖地「イビサ」も危機。コロナ対策でスペインのナイトライフ壊滅の可能性高まる

イビサのパーティ

photo by Miguel ángel villar via Pixabayか

ドイツが「イビサ」も危険地域に指定

 スペインに親近感を寄せているドイツまでがスペインへの訪問についてカナリア諸島以外を危険地域と断定した。ドイツからの訪問客が多いマジョルカ島やイビサ島を含むバレアレス諸島も危険地方と断定された。この影響でドイツからの訪問者が減少するのは必至でバレアレス諸島の観光業者は壊滅的な打撃を受けることになる。  その根拠となっているのが、最近のスペインでの新規感染者の急増である。封鎖が解除された6月21日の時点での10万人当たりの新規感染者は141人であった。ところが、7月に入って感染者が急激に増え始めたのである。次にその趨勢を示すと、なく7月29日(1153人)、8月5日(1772人)、13日(2935人)、14日(2987人)という具合に新規感染者が急増しているということなのである。  7月に入ってもスペイン政府の感染を抑えるための指導力の不足と無策に医療関係者からも強い不満が溢れていた。ということから、8月14日、政府は感染拡大を抑える為の新たな対策を17の自治州の代表を集め決定した。

「夜の街」を標的にしたスペイン政府の感染拡大防止策

 8月14日にスペイン政府が感染拡大を抑えるために発表した主な対策は以下の通りである。 〇ディスコ、パブ、ナイトクラブといったナイトライフをダンスをしたり飲みながら楽しめる場所の営業の停止を決めた。このような場所では話す声のトーンも高くなり、マスクを着用することもなく、お互いの距離も非常に接近したものになり、コロナウイルスに感染する可能性が非常に高いということ。 〇バルやレストランが路上に出しているテーブルが隣のテーブルまたは通行人との距離が最低1.5メートルを保てない場所での喫煙を禁止した。たばこの煙がコロナウイルスを感染させるのを容易にさせるという理由からだ。しかし、この影響で売上が落ちることになる関係業者はその根拠は実証されていないとしてこの決定に反対している。 〇一つのテーブルに集まるのに許容されている人数は10人までとされた。 〇バルやレストランの営業は夜1時まで。夜中12時以降は新たな客を受け入れることも禁止。 〇一般の路上でも他人との距離が2メートル以上保てない場所での喫煙は禁止。 〇老人ホームに入居する場合は最高72時間前にPCRテストを受けておくことが義務化された。  そこで勤務する従業員はバケーションから戻った時点でPCRテストの実施。さらに新しく勤務する人も同様。  また老人ホームの従業員の外出は制限される。一人の訪問者の滞留時間は一日につき最大1時間まで。 〇新たに感染者が検出された場合は感染の影響を受けていると思われる人を対象に集団でPCRテストの実施を行って他に感染者がいるか確認が必要とされる。  以上の決定以外に各自治州でさらに対策を加えることができるとした。(参照:「El Pais」)
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GDPの1.8%を担う「夜の街」は反発
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