リモートワークをして感じたオフィスワークの無駄。通勤時間、定例会議・朝礼、ハンコ文化……。

リモートワークで気付いたオフィスワークの利点とは

 調査対象の1010人に対して「リモートワークを経験したからこそ気づいたオフィスワークのメリットは何か」についても質問したところ、最多回答は「コミュニケーションがスムーズにとれる」(657人)だった。  同じ場所にいることで不明点をすぐに質問・相談してその場で解決できるため、「仕事がスムーズに進む」とオフィスワークを評価する人が多い。  また、オフィスではパソコンやスマホの画面越しではなく対面で会話できるため、表情や声色といった非言語的な情報を受け取りやすい。そのため、「相手の思いを深く理解できる」「相手の理解度がわかる」「誤解が生じにくい」といった利点を感じているようだ。

「オン・オフの切り替えができる」「連帯感が生まれる」という声も

 2位は「オン・オフの切り替えができる」(160人)、3位は「仕事の環境が整っている」(153人)、4位は「息抜き・気分転換になる」(83人)、5位は「連帯感が生まれる・励みになる」(33人)だった。  オフィスワークの良さ二ついては、以下のようなコメントが見られた。 「リモートは、伝えるための準備に時間と手間がかかる。オフィスなら共に作業を見ながら話せば5分で解決できる」(30代女性、デザイナー) 「同僚たちとのおしゃべりにずいぶん助けられていた、ストレス解消になっていたとリモートワークをしてしみじみ感じる」(60代女性、事務職) 「通勤時に気持ちのオンオフの切り替えができる。場所を変えることで『今から仕事をする』と気持ちが切り替わる」(30代 女性 事務職)  通勤は時間の無駄だと気付いた人も多かったが、出社することで気持ちが切り替わると感じる人も少なくない。また同僚とのコミュニケーションが適度な息抜きになっていたという人もいた。 <文/薗部雄一>
1歳の男の子を持つパパライター。妻の産後うつをきっかけに働き方を見直し、子育てや働き方をテーマにした記事を多数書いている。
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