すかいらーく系レストランでミスト噴霧される謎の除菌液。運営会社によって主張が食い違う「成分」

運営会社ごとに主張が食い違う薬剤の成分

 各運営会社には噴霧している薬剤の成分についても照会した。  4月から順次各店舗で導入し現在も噴霧を続けているというトマトアンドアソシエイツは、やはりすかいらーくHD本体に問い合わせしてほしいと回答。  噴霧器が間に合わなかったため設置したのは6月以降、現在も噴霧しているというNILAX。担当者は6月頭に薬剤提供元のすかいらーくグループから〝何を噴霧しているのか問い合わせがあったらこう答えてください〟と送信されてきたメールの内容を読みあげた。すかいらーくのお客様相談室で答えているものと同じ文章だという。 「感染拡大防止の取り組みの一つとして店内除菌抗菌を行う機器を設置しております。薬剤は人体に有害である次亜塩素関連は使用しておりません。製品名アピノンAirというもので安定化二酸化塩素を主成分として空気中のカビや細菌の増殖を抑制する効果があります。世界保健機関WHOにおいて安全性・殺菌消毒性、脱臭性能、防腐性の効果が認められている安全安心な消毒剤です」  しかし、もう一つの運営会社である「すかいらーくレストランツ」のお客様相談室は、4月から噴霧しているアピノンAirの主成分は〝安定化二酸化塩素〟ではないと答えた。 「読ませていただいていいですか、私たちも書類をいただいているので。”アピノンAirはヂ・アルキル・アミノ・アリール・スルフォネートを主成分に生成、特殊配合されたもので世界的に水の生態学の権威の方から水質保全という公害防止の立場で水処理技術研究を進める中で発見し、原材料をノンチと名付け、日本とかで国際特許を取得されているもので、原料の方はウイルス・菌を分解及び無力化して除菌抗菌消臭効果を発揮します。メタセコイヤ(シダ植物)の化石である活性石炭より抽出した天然植物性エキスを使用しております”」(すかいらーくレストランツのお客様相談室)

運営会社の担当者も困惑

 食い違うグループ内運営会社の説明。アピノンAirの中身は安定化二酸化塩素なのか、それともノンチとアピザスなのか。その後NILAXから、すかいらーくHD本体に確認したところ、使っているのは”すかいらーく特別仕様の新しいアピノンAirであり主成分は安定化二酸化塩素ではなくヂ・アルキル・アミノ・アリール・スルフォネート”と連絡があったという。同社の担当者は、これまでにも問い合わせに対し〝安定化二酸化塩素〟と答えていたこともあり、6月頭にすかいらーくHDから送信されてきたメールの内容との相違に困惑を隠せない様子だった。すかいらーくHD側に「私たちは6月にこのメールをもらったのですが…」と指摘したところ「そんなのない」とにべもなく言われたそうだ。  NILAXの担当者は、すかいらーく購買担当者のコメントも読み上げた。 「ちなみに安定化二酸化塩素を主成分としたアピノンAirはメーカーの新商品となり、ネットではこちらの方が検索されやすくなっています」  エビデンス的な事柄の問い合わせはメーカーで答えることになっているという。
次のページ
メーカーから飛び出た衝撃的な発言
1
2
3
PC_middleRec_left
PC_middleRec_right
関連記事
PC_fotterRec_left
PC_foterRec_right