都立高校のツーブロック禁止問題。「人は見た目によらない」の真偽と問題の本質

校則イメージ

A_Team / PIXTA(ピクスタ)

 池川友一都議会議員がtwitterに投稿した「都立高校の校則。なんでツーブロックはダメなのか。」に関する答弁の動画が 590万回以上再生されている。

見た目にこだわる校則は誰のため?

 動画の内容は、東京都予算特別委員会での質疑で池川友一都議会議員が、「なぜ、ツーブロックはダメなのでしょうか?」と質問をしたところ、藤田裕司教育長が「外見などが原因で事件や事故に遭うケースなどがございますため、生徒を守るための趣旨のものでございます」と返答するというものだ。  これに対してツイッター上では、「ツーブロックは今では当たり前の髪型」「個人に介入しすぎだ」など、ツーブロック容認に賛同する声や、「ツーブロックを禁止する理由がある」「不良やチンピラから保護する意味としては正しい」とツーブロック禁止に賛同する声など、賛否両論のコメントが投稿されている。  そもそも、ツーブロックの髪型にもさまざまな種類があるなかで、賛成者や反対者の前提条件が違うコメントが多いような気もする。清潔感のあるツーブロックの話をしているのか、周りに威圧感を与えるツーブロックの話をしているのか、悪目立ちするツーブロックなのかなど、定義がバラバラな状態で議論が過熱している印象だ。

人間性や感情も見た目で判断

 たしかに、人間は相手の見た目から、その人の人間性を約9割判断してしまうと言われている。また、「メラビアンの法則」にあるように、話し手の感情や態度を、見た目などの視覚情報から優先的に判断する。  例えば、営業マンなら清潔感のない人よりも、清潔感のある人の言葉が信頼されやすいし、テレビCMでイケメンや美人の芸能人が、「私のオススメ」と宣伝するだけで商品が飛ぶように売れてしまう。  ほかにも、街中で誰かの手を借りたいときに、あなたは周りを歩く人の外見を見て、声のかけやすさを判断して行動するだろう。  また、政治家の演説や選挙ポスターを見てみると、髪を左右に流したり、オールバックにして額を出す髪型が多いはずだ。それで、見た人に大人っぽさや清潔感、信頼感を与えて印象操作を行っているのだ。
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ツーブロック問題の裏にあるルール作りへの疑問
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