「嫉妬深い男の社会は息苦しい」赤木雅子さんが、産休中の「ニュース23」小川彩佳キャスターの取材を受けたワケ

自ら表に立つことを決めた、赤木雅子さんの闘いは始まったばかり

「報道特集」金平茂紀キャスターのインタビューを受ける赤木雅子さん

「報道特集」金平茂紀キャスターのインタビューを受ける赤木雅子さん

 同じ日、たまたま同じTBSの「報道特集」で赤木雅子さんのことを特集で取り上げる予定になっていた。そのことを「報道特集」の金平茂紀キャスターから聞いて事前に知っていた赤木雅子さんは「金平さんに黙って小川さんの取材を受けるわけにはいかない」と、自ら金平さんに電話して取材の件を伝えた。  そこで急きょ、金平さんも同じ場所で小川さんに続いてインタビューすることになった。金平さんはさすがベテラン記者の貫禄でするどく切り込んでいく。しかし、その前に小川さんとのインタビューで心がほぐれていた雅子さんにとっては苦にならなかったようだ。「先に小川さんのインタビューを受けておいてよかったわ~」と話していた。
金平茂紀キャスター

裁判開始と同時発売される、私との共著『私は真実が知りたい』を手に質問する金平茂紀キャスター

 金平さんがどういう話を聞き出したのかは、すでに当日の報道特集で紹介された通りだ。これが赤木雅子さんのテレビ初登場となった。小川さんの取材成果は7月14日の「ニュース23」で放送される。金平さんとはまた違う切り口の話が聞けるはずだ。  この日のインタビューがうまくいったことで、雅子さんには自信がついた。「報道特集」の放送後、改めて取材依頼のあった関西テレビ、読売テレビ、毎日放送の、在阪民放3社のインタビュー取材を、7月13日一日で立て続けに受けた。これは以前の雅子さんでは考えられないことだ。  いずれの社も7月14日の夕方の関西エリア向け報道番組で放送を予定しているという。朝日放送も取材に向け動いている。NHKは「クローズアップ現代」がぶ厚く取材を進めており、7月15日に放送予定で、映像素材をニュースでも使うかもしれないと雅子さんに伝えている。  嫉妬深い男社会の壁を打ち破り、真相解明がかなうのか? 赤木雅子さんの裁判は7月15日に始まる。それに合わせて本の発売も始まる。雅子さんの闘いはこれからだ。 <文・写真/相澤冬樹>
大阪日日新聞論説委員・記者。1987年にNHKに入局、大阪放送局の記者として森友報道に関するスクープを連発。2018年にNHKを退職。著書に『安倍官邸VS.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』、共著書に『私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?』(ともに文藝春秋)
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