「先述したルールに則り、’19 年までには株価が上昇して評価額が増大したリスク資産をある程度売却し、現金化していました。その分、コロナショックでのリスク資産の被害を抑制でき、再び下値で買うことができました」
結果的に4月の上昇相場を経て、下の図のようにコロナショック前の水準近くまで資産総額が戻りつつある。リスク資産の積立投資は毎月一定額で買い続けるドルコスト平均法が基本だが、コロナショックのような暴落の際には追加購入(追加リバランス)をする場合もあるという。
資産推移の比率
「積立に加えた追加投資をしたいなら、例えば1回5万円まで、1か月最大20万円までなど、総資産に応じた購入ルールを決めておくことが絶対必要。それがないと投資し過ぎてさらに下げたときに対応できず、バランスを崩すことになります」大切なのは目先の利益よりもバランス。心しておきたい。
・長期の積立投資は短期のショックに勝る
・定期的なリバランスで効率的な運用が可能に
・追加リバランスをまとめて行うのは危険
【虫とり小僧】インデックス投資家
投資歴:15年
投資総額:非公開
ブログ『
いつか子供に伝え たいお金の話』を運営し 国際分散インデックス投資の手法を公開している。筋トレが趣味で、投資との共通点は、「
細かいことを考えすぎるより、とにかく続けることが大切なこと」だという
<取材・文/椎原よしき>