最小の手間と時間で年平均5%のリターンを15年! 筋金入りのインデックス投資家が徹底させるルールとは?
まさに天変地異とも いえるコロナショックにお いても、冷静に対応すれば がっちり資産を防衛すること は可能だ。そんな有事にこそ 問われる投資賢者の立ち回り術に迫る !
自身のブログを運営するほか、金融庁のWebサイトで『教えて虫とり先生』という連載記事も掲載していた筋金入りのインデックス投資家である虫とり小僧氏。投資開始から15年間、リーマンショック時も含めて、年平均5%のリターンを獲得し続けている手法の特徴は、手間も時間もかからないことだ。
「自分の投資にかける時間は、1年のトータルでも数時間でしょう。コロナショックでも対応した時間は30分くらいでした。投資に時間をかけるなら、その分を趣味や家族と過ごす時間にあてたいんです」
虫とり小僧氏の投資手法は、まず資産を大きくリスク資産(投資信託など)と無リスク資産(国債や預金)とに分ける。そして、リスク資産として毎月一定額のインデックスファンドを買い続け、その他の余裕資金は無リスク資産として保有するというものだ。
「リスク資産の投資対象商品としては、国内外の複数の資産クラスに分散投資する投資信託『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』を中心にして、地域や種類に偏りがない国際分散投資をしています。ただ、多少は自分で操作できる部分がないと退屈なので先進国株式と新興国株式のインデックスファンドも少し購入していますね。ポイントは、リスク資産と無リスク資産の割合をおおむね1対1に保つようにすることです。そのバランスを定期的に確認し、大きく崩れていれば、リスク資産を売買して1対1に戻るようにリバランスします」
要は、高値での利食いと安値でのナンピンを、資産バランスを基準にして繰り返すことになる。
投資に時間はかけないが安定リターンを得る「達人」
駆使するのはインデックス投資とリバランス
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