リモートでは部下を巻き込めないダメ上司。彼らに決定的に不足する「質問する度胸」
質問で部下や後輩を巻き込む
質問と回答をもとに会議を前進させる
回答:示唆する方向性を相手に聞いてしまえばよい
示唆質問である前提を置いて方向性を示唆する内容が思い浮かばなければ、最も深刻な問題を提起した人に、「どのような前提であれば、賛成ですか?」「どのような前提であれば、少なくとも反対しませんか?」というように、合意してくれる前提を聞いてしまえばよいのです。
もちろん、その答えが前提として許容できるか、現実的に可能かどうかはわかりません。答えてくれた内容のなかから、方針説明者や進行役が前提としてふさわしく、現実的に可能だと思える回答を選んで、前提にしていけば方向性を絞ることができるのです。
つまり、質問による合意形成の進行役は、参加者に質問していって進行していく役割を担っているだけですから、議題についてどの参加者よりも熟知していなければ務まらないということはないのです。
【山口博[連載コラム・分解スキル・反復演習が人生を変える]第194回】
<取材・文/山口博> (やまぐち・ひろし)
モチベーションファクター株式会社代表取締役。国内外企業の人材開発・人事部長歴任後、PwC/KPMGコンサルティング各ディレクターを経て、現職。近著に『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社新書)、『クライアントを惹き付けるモチベーションファクター・トレーニング』(きんざい)、『99%の人が気づいていないビジネス力アップの基本100』(講談社+α新書)、『ビジネススキル急上昇日めくりドリル』(扶桑社)がある
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