トラックドライバーの知られざる車内生活。調理器具を持ち込み自炊する人も多数

トラックドライバーが車内に積んでいる食料

過酷な仕事の中のオアシス

 「トラックドライバーが一般ドライバーに知っておいてほしい“トラックの裏事情”」をテーマに紹介している本シリーズ。  昨今のコロナ禍によって、色々な意味で注目されることが増えたトラックドライバーだが、時折「彼らはどうやって寝ているのか」、「食事はどうしているのか」という質問をいただくため、今回は、現役のトラックドライバーたちに取った「トラックドライバーとしての必需品は何か」というアンケート結果を元に、彼らの“日常生活”を紹介していきたい。  1週間以上自宅に帰れないことがある彼らにとって、トラック車内(キャビン)は仕事場でありながら、第二の家でもある。その「家」としての機能を果たす中でも最も重要なスペースになるのが、「寝台」だ。    最近知られるようになってきたが、大型トラックの多くには、運転席の後部に大人1人が横になれるベッドスペースが付いている。  安全運転をするうえで眠気が最大の敵となる以上、ドライバーにとっては「睡眠」も仕事のうちの1つといっていい。そのため、「寝台が付いていないトラックに乗れと指示された瞬間、会社を辞める」というドライバーがいるほど、彼らにとっては大事な空間になる。

ドライバーたちの、寝台へのこだわり

 そんな寝台に使用する寝具において、トラックドライバーは概ね「布団派」、「毛布派」、「寝袋派」に分かれる。  今回、トラックドライバーたちに寝具について聞いてみたところ、約半数が「布団を敷いて寝る」、2割が「マットレスにブランケットや毛布を合わせて使う」、2割が「寝袋で寝る」と回答した。    少しでも楽を求めるのならば、やはり布団で寝た方が寝心地はよく、疲れも取れやすい。が、「敷きっ放しにすると生活感が出る」、「運転席のリクライニングが倒せなくなる」、「寝相が悪くて布団が吹っ飛ぶ」という理由から、「寝袋派」や「毛布派」も多い。寝袋や毛布だとコンパクトに畳めるだけでなく、日干しするのも楽なのだ。  また長距離トラックドライバーが必ずといっていいほど載せているものの中には、シャンプー、リンスなどのお風呂セットもある。ベッドは付いていても、無論トラックには風呂や洗濯機までは付いていない。そのためドライバーは、各地に点在するシャワー施設を毎度利用するのだ。  最も人気なのが、以前にも紹介した、ガソリンスタンドが厚意でトラックドライバーに開放している無料のシャワールームだ。それ以外にも、サービスエリアやパーキングエリア、道の駅、トラックステーションなどにも有料のシャワールームや風呂が設置されているが、そのほとんどにシャンプーやリンスなどのアメニティは付いていないため、長距離ドライバーには常備必須のアイテムとなる。
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中には電子レンジやフライパンで自炊をする人も!
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