「裏切られ、ハメられても仕方ない」 RAWAXXXが説く、信用することの大切さ<ダメリーマン成り上がり道 #31>

 前回に引き続き、当連載でおなじみのMC正社員とラッパー・RAWAXXXによる対談をお届け。ビジネスには優秀なブレーンが欠かせないと語っていたRAWAXXXだが、その心は?

裏切られても怒ってはいけない

RAWAXXX(左)とMC正社員(右)

RAWAXXX(左)とMC正社員(右)

RAWAXXX(以下、RAW):「ヒップホップに限らず、仕事の話をすると、ブレーンがいなくて、全部自分でやろうとする人がいるよね。人を信用していないんだと思う」 MC正社員(以下、正社員):「仕事に関してはね」 RAW:人は信用しないとダメなんだよ。裏切られたらしょうがない。悪いと思わないほうがいい。じゃないと怒りって膨張するじゃないですか。怒っちゃいけない。人は信用しないといけないと思います。猫とかいい例じゃないですか」 正社員:「猫?」 RAW:「猫は『お前のことが嫌いだ』って接すると、嫌われてるってわかるじゃないですか。ネガティブな言葉とポジティブな言葉の音色がわかるらしいんですよ。こっちが信用しないと猫にも信用されない」 正社員:「なるほどね」 RAW:「仕事でも俺は『これ一人でやろう!』とかないですよ。自分一人じゃできないので。だから、やってくれるっていう人がどこまでやってくれるのか、ひたすら話すしかないですよね。こっちも、相手が『やる』って言うまではやってくれるもんだと思ってないし。そういう失敗は踏まないですね。結構、ラッパーとかを見ていても、みんな失敗例があるので」 正社員:「これはビジネスマンの人も読んでるコラムだから……」 RAW:「大丈夫かな(笑)」 正社員:「いや、めっちゃいいこと言ってるじゃん。まさに!」 RAW:「人を信用するっていうのは、土壇場の選択だと思いますよ。俺は顔色を伺うこともよくするし、気を遣ったりする空間もある。そういうときに一人一人顔色を見て、そいつがどういう気持ちなのか、話しながら『つまんなそうだな』とか『面白そうだな』とか考えるっすね。それに長けてる人たちがカネを稼ぐのがうまいんだと思います」

カネを生み出す人は“隙間”を見る

——豪胆なイメージの経営者でも、実はすごく気遣いができるっていうのは、よく聞きますよね。 RAW:「隙間だと思うんです。隙間のなかでのカネの生み出し方を見出す力のある奴が、すげえ新しいことをドンドンやってくんだと思いますよ。そういう気の遣いかたを俺はスゴい気をつけてるっす。人が忘れ物をしたとき、『あっ、それ忘れてるっす』とか」 正社員:俺は一切そういうのができないからね(笑)。でも、俺にもビジネスパートナーのKさんっていう無茶苦茶仕事ができる人がいて、その人はそういう対応なので」 RAW:「しかもお金の動く流れも知ってるっていう」 正社員:「そう」 RAW:「最強っすね。吉田くん(MC正社員)はそういうブレーンがいて、いい積み上げ方をしましたよね」 正社員:「そうだね。Kさんってブレーンがついてから戦極は大きくなったよね」 RAW:「負担が減ったんじゃないですかね」 正社員:「RAWAXXXのが全然、戦極MC BATTLEのこと気づいてるな(笑)」 RAW:「俺は4、5年前からずっと言ってるのに、シカトしてるじゃん(笑)。MCバトルのことも5年ぐらい前から『シーンが変わる』って言ってるのに、誰も聞いてくんなかったし。だから俺は諦めてたんだよ。誰に言っても何も考えないし、『シーンも終わっていくよ』って」
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RAWAXXXがギャンブラーを自覚するワケ
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