国民の声で検察庁法改正案先送り。民意は悪政を変えられる! 大切なのは忘れず声を上げ続けること
まだまだ残る安倍政権の悪政の数々
デニーさんは一昨年9月、翁長(おなが)前知事の死去に伴う沖縄県知事選で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画の阻止を掲げた。その結果、安倍政権が支援する候補らを過去最多得票で破って初当選した。沖縄ではこれまでに様々な選挙で繰り返し「辺野古新基地反対」の候補が勝っている。民意はとっくに示されているのである。5/19 世論の強い批判を受けて政府は検察庁法改正案を撤回。総理は「国民の理解なしに進められない」とコメントされたとも。2兆5千億の予算、護岸崩落の恐れがある軟弱地盤、多くの希少種が生息し環境省が重要海域に指定する「辺野古新基地建設埋めたて工事」も国民・県民の理解は得られない。撤回を。
— 玉城デニー (@tamakidenny) May 19, 2020
基地問題を「自分ごと」として考えてほしい
 私はかつて、デニーさんの記事を一度だけ書いたことがある。去年9月のこと。デニーさんは沖縄の声を全国に届けようと各地でトークキャラバンを行っていた。その3回目の会場として、沖縄からの移住者が多く“リトル沖縄”と呼ばれる大阪の大正区を訪れた。その時のことをYahoo!ニュースで記事にした。
【デニー沖縄県知事が大阪の“リトル沖縄”で訴えた「基地問題を自分ごとに」と、歌ったスタンド・バイ・ミー】
 この記事のタイトルにある「基地問題を自分ごとに」というのは、この時のトークキャラバンでデニーさんが語った言葉だ。以下、デニーさんの発言を紹介したい。
「ぜひ全国の皆さんに、自分ごととして考えてほしい。そう思って東京、名古屋と開催してきました」
「自分ごとと考えてほしい」というのは、もちろん基地問題についてだ。沖縄には全国の米軍基地の70%が集中する。
「よく(沖縄の)居酒屋で呑みながら言われるんですよ。『デニーさん、もう沖縄はね、70倍の交付金もらった方がいいよ』って(笑)。そういうふうに言いたくなる気持ちもあると思います。ですが私たちはこれ以上、未来の子どもたちに米軍基地の不安を感じさせない。未来の世代を将来の事件事故の被害者にさせたくない、ということを念頭に、米軍基地の整理縮小、県外移転を求めていきます」
「私は知事選挙で辺野古の新基地反対を掲げて当選しました。そしてこの2月(2019年)、県民投票が行われ、72%の人が辺野古の埋め立てに反対という意思を明確に示されました」
「しかし、なぜ工事は続けられているのか? という素朴な不条理に対する疑問を、私たちは解明していかなくてはなりません。そのためにこうやって皆さんに直接沖縄の現状をお話しし、皆さんが同じ国民として、なぜ沖縄でいつまでもこれだけの基地を、ということを、自分ごととしてとらえていただきたい。そして自分たちに何ができるか、それぞれができることを、ぜひ沖縄県と協力してやっていただきたい。そのことをお願い申し上げるために各地でお話しをしています」
 最後の質疑応答で、子どもから率直な質問が寄せられた。
「僕は学校で沖縄について学んでいます。一つ質問なんですが、沖縄の基地を無くすために僕にできることはなんですか?」
 デニー知事の答えは……。
「自分で考え、自分で判断し、自分で行動すること。君にできることは、君がこの方がいいと思っていることのために何ができるかを、ご両親や友達とも話をしながら、少しずつでもいいから実行に移していくことだと思います。頑張ってください。夢は必ずかないます。頑張ろう!」
 私はかつて、デニーさんの記事を一度だけ書いたことがある。去年9月のこと。デニーさんは沖縄の声を全国に届けようと各地でトークキャラバンを行っていた。その3回目の会場として、沖縄からの移住者が多く“リトル沖縄”と呼ばれる大阪の大正区を訪れた。その時のことをYahoo!ニュースで記事にした。
【デニー沖縄県知事が大阪の“リトル沖縄”で訴えた「基地問題を自分ごとに」と、歌ったスタンド・バイ・ミー】
 この記事のタイトルにある「基地問題を自分ごとに」というのは、この時のトークキャラバンでデニーさんが語った言葉だ。以下、デニーさんの発言を紹介したい。
「ぜひ全国の皆さんに、自分ごととして考えてほしい。そう思って東京、名古屋と開催してきました」
「自分ごとと考えてほしい」というのは、もちろん基地問題についてだ。沖縄には全国の米軍基地の70%が集中する。
「よく(沖縄の)居酒屋で呑みながら言われるんですよ。『デニーさん、もう沖縄はね、70倍の交付金もらった方がいいよ』って(笑)。そういうふうに言いたくなる気持ちもあると思います。ですが私たちはこれ以上、未来の子どもたちに米軍基地の不安を感じさせない。未来の世代を将来の事件事故の被害者にさせたくない、ということを念頭に、米軍基地の整理縮小、県外移転を求めていきます」
「私は知事選挙で辺野古の新基地反対を掲げて当選しました。そしてこの2月(2019年)、県民投票が行われ、72%の人が辺野古の埋め立てに反対という意思を明確に示されました」
「しかし、なぜ工事は続けられているのか? という素朴な不条理に対する疑問を、私たちは解明していかなくてはなりません。そのためにこうやって皆さんに直接沖縄の現状をお話しし、皆さんが同じ国民として、なぜ沖縄でいつまでもこれだけの基地を、ということを、自分ごととしてとらえていただきたい。そして自分たちに何ができるか、それぞれができることを、ぜひ沖縄県と協力してやっていただきたい。そのことをお願い申し上げるために各地でお話しをしています」
 最後の質疑応答で、子どもから率直な質問が寄せられた。
「僕は学校で沖縄について学んでいます。一つ質問なんですが、沖縄の基地を無くすために僕にできることはなんですか?」
 デニー知事の答えは……。
「自分で考え、自分で判断し、自分で行動すること。君にできることは、君がこの方がいいと思っていることのために何ができるかを、ご両親や友達とも話をしながら、少しずつでもいいから実行に移していくことだと思います。頑張ってください。夢は必ずかないます。頑張ろう!」
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