「顔を床に叩きつけられた」「首を絞められた」「下着姿のまま連行」東京入管で複数の男性職員が女性被収容者たちに暴力!?

入管は「コロナ対策」として何の準備もないまま被収容者を放り出した

女性被収容者の姿

東京入管の窓からうっすらと見える、女性被収容者の姿

 事件は4月25日に起きた。東京入管に収容されている大勢の女性被収容者たちが、入管に対して“抗議の帰室拒否”を行ったことが、大事件へと発展していったのだ。  世界中が新型コロナウイルスの脅威にさらされている昨今、日本もまた例外ではない。当然、入管もコロナ対策は無視することのできない大きな問題だ。  4月14日の森まさこ法務大臣は閣議後会見「新型コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言を受けての対策ということでございますが、今般の事態を踏まえて、仮放免を柔軟に活用することとしております」と答弁している。  被収容者や現場職員がコロナにかかることを考えれば、それ自体は決して悪いことではないのだが、その仮放免のやり方に対して不満が噴出した。  東京入管では、帰国の意思のある者のみを職権で仮放免した。本来、仮放免は保証金・保証人・住居の3点をそろえたうえで申請しなければ解放されることはない。  しかし今、帰国意思のある人たちはコロナで飛行機が飛ばないため帰れない。そういう人たちを、入管はなんの準備もないまま放り出したのだった。住まいも決まってないまま、行き場がなくて困っている人もいると噂されている。  その一方で、どうしても帰国できない人たちもいる。難民申請者や、日本に家族がいる人たちだ。彼らは何年も収容され、仮放免申請を出しては却下される、の繰り返し。2年、3年待っても解放のめどがない。5年間収容されている女性もいるという。 

集団要求した女性被収容者たちに複数の男性職員が襲いかかり、暴力的排除

 今回のことで怒った女性被収容者たちが4月25日、ついに行動を起こした。  10時頃~13時過ぎ、16時30分頃~17時過ぎの2回にわたって集団要求は行われた。一致団結した女性たちは部屋の外に出て「自由がほしい」と書いたTシャツや紙を掲げ、ただ立っていた。  彼女たちの要求は「なぜ不公平な仮放免のやりかたをするのか、ボス(説明のできる責任者)と話し合いがしたい」という1点だけ。それがかなうまでは部屋には戻らないというものだった。  しかし責任者は姿を現すことはなく、職員に部屋に戻るように言われるだけだった。それでも戻らないでいると、ヘルメットを装着し、盾を持った大勢の男性職員が女性ブロックに突入してきた。  女性1人に対して複数の男性職員が襲いかかり、暴力的排除が始まった。自分の部屋ではではない、近くの部屋に乱暴に押し込められた。集団要求とは関係なくシャワーを浴びていた人もいたが、男性職員がシャワー室に入って「早く出ろ!」と怒鳴り、下着姿のまま連れて行かれた。  体をつかまれ、服を強引に引っ張られ、ブラジャーをしていなくて肌が露出してしまった人もいる。この大惨事以来、多くの女性たちはフラッシュバックに悩まされるようになった。  最後まで部屋に帰るまいと抵抗した数名は、保護室(懲罰房)に閉じ込められた。それ以外でも結局、帰室拒否を行った・行わないにかかわらず、すべての女性たちが土曜の夕方から月曜の朝まで部屋に閉じ込められた。シャワーを浴びることも、外部に電話することも叶わなかった。
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被収容者女性の首を絞める男性職員
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