コロナで揺れる個人経営の飲食店。「感染防止のためテイクアウトのみにしたが、売り上げは立たない」
緊急事態宣言から3週間以上が経った今、飲食店に行き交う人々で賑わいを見せていた夜の商店街はひっそりと静まり返っています。
東急東横線の学芸大学駅もその一つ。一人暮らしの若者からファミリーまで幅広い層が住み、数々の人気店が軒を連ねるこの街の飲食店も、今はテイクアウトのみの営業が中心となっています。顧客の激減に晒されている飲食店の経営者は今、何を思うのでしょうか。
学芸大学駅で人気のイタリアンバル「ワイン食堂レインカラー」と居酒屋「大衆酒場レインカラー」を経営する手島義朋さんにお話を聞きました。
3月25日の外出禁止令で客足が激減
テイクアウトでは売り上げの減少をカバーできず
そうしたこともあって、ファミリー層にはおかずの足しにして頂いているようです。また、仕事をしながら食べたいというテレワークの方も利用されています。収束が第一で売り上げは目標とはしていません。とにかく今はお客様に寄り添うという気持ちで営業しています。
――お客様の反応はどのようなものなのでしょうか。良く出ている商品はありますか?
好評ですね。テイクアウトはどの店もやっているので、お客様は各店舗を回って利用しているようです。良く出ているのは、お弁当とおつまみセットです。
――テイクアウトのお客様は常連さんが多いのでしょうか?
常連か否かを問わず、助けたいという気持ちを持ってくださっている方が多いです。もちろん、店の前をたまたま通りがかった方も利用されています。
――店舗を利用した新しい試みも始めたと聞きました。
給食で使うはずだった小松菜が数トン単位で余っているということもあって、うちの店も含めて学芸大学のいくつかの店舗が場所貸しをして、小松菜を販売しています。
1
2
ハッシュタグ
