なぜか湧き上がる「橋下徹総理待望論」。そこで彼の過去発言を振り返ってみた

橋下の政治観

「今の日本の政治で一番重要なのは独裁」(2011年6月29日 ※しんぶん赤旗) 「僕が直接選挙で選ばれているので最後は僕が民意だ」(2009年1月 ※毎日新聞2010年1月29日夕刊「検証就任2年 踊る橋下語」より) 「(選挙は)ある種の白紙委任だ」(「朝日新聞」2012年2月12日※Internet Archive) 「なんで『国民のために、お国のために』なんてケツの穴が痒くなるようなことばかりいうんだ?」(『まっとう勝負!』小学館) 「政治家を志すっちゅうのは、権力欲、名誉欲の最高峰だよ」(『まっとう勝負!』小学館) 「自分の権力欲、名誉欲を達成する手段として、嫌々国民のために奉仕しなければいけないわけよ」(『まっとう勝負!』小学館) 「私は政治家には向いていませんよ。早く弁護士に戻って私利私欲の生活に戻りたい」(2014年11月29日 日本経済新聞) 「そもそも竹島問題も、李承晩ラインを引かれ、その後韓国が竹島に建造物を設置し、着実に実効支配を積み重ねたときにそれを阻止できなかったのも自民党」(2012年11月24日 本人Twitter)  なお、李承晩ラインが引かれた1952年に自民党は存在していない。 「竹島は(韓国と)共同管理すべき」(2012年9月26日 朝日新聞) 「嘘つきは政治家と弁護士のはじまりなのっ!」(『まっとう勝負!』小学館) 「いまの日本の自衛力、軍事力は非常におそまつだ」「米国に強力な外圧をかけてもらいたい」(「日経新聞」2017年3月28日 日本経済新聞) 「国籍関係ないでしょ」「有権者の意思で、有能な外国人を選んでもいいじゃないか」「政治家は、最後は有権者が『選ぶ』か『落とす』か決められるから、もう極端なことを言えば外国籍でもいい」(「橋下×羽鳥の番組」2016年9月19日)

橋下の女性観

「僕は育児に家事、何もしないですよ。子供は単に玩具感覚の可愛さです。(中略)何もしない。完全にキム・ジョンイル体制。将軍様ですもん。(中略)僕は子供をつくるまでが好きなのかなあ」(「女性自身」2006年10月17日) 「浮気者を責める前に、「自分は性的魅力に欠けているんじゃないか」と考えてみる必要もあるね」(『まっとう勝負!』小学館) 「 (沖縄の米軍司令官に対して)もっと風俗業を活用してほしい」「性的なエネルギーをある意味合法的に解消できる場所は、日本にある」(2013年5月13日 産経新聞Inernet Archive)   この発言についてアメリカが激怒すると、「(風俗には)ダンスやパチンコまで含まれる。売買春ではない」(2013年5月17日 サンスポInternet Archive)と誤魔化し火に油を注いだ。 「(銃弾が飛び交う中)命をかけて走っていくときに、精神的にも高ぶっている集団をどこかで休息させてあげようと思ったら慰安婦制度は必要なのは誰だって分かる」(2013年5月13日 WAM)  この発言が問題になると、「僕は慰安婦が必要とは言っていない」と嘘をついた。  女房の妊娠中にコスプレ不倫を繰り返し、それがばれると「娘に制服を着ろと言えなくなった」(2012年7月19日 msn産経west Internet Archive)と発言。

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人間関係、交渉への考え方

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