ラブライブパネル批判アカウントが相次いで凍結。DMCAを悪用した嫌がらせか

DMCAの悪用問題

凍結されたアカウント

ラブライブ騒動で北守氏のアカウントも凍結

 Twitterで、DMCAの悪用問題が話題となっている。DMCA は「Digital Millenium Copyright Act」の略で、デジタルデータに関する著作権を保護するための法律である。もし自分のサイトのコンテンツが盗用された場合、インターネットサービスプロバイダに対して一定の要件を満たした申請を行うことによって、コンテンツの削除を要請することができる。  ネット上の著作権侵害に対抗するシステムはもちろん必要だ。しかし、このDMCAについては、比較的容易に悪用することができてしまう。他人のコンテンツそれ自体を削除させることを目的として、虚偽のDMCA申請を行うのだ。

虚偽申請によるTwitterアカウントの凍結

 アメリカのサンフランシスコに本社を置くTwitter社は、著作権に関してはDMCAに基づくというポリシーを持っている。著作権を侵害するコンテンツが含まれるツイートに対して権利者から申し立てがあった場合には、該当コンテンツの削除および警告として当該アカウントへのロックが行われ、同一アカウントによる著作権侵害が続いた場合には、そのアカウントは停止される。  しかし、このDMCA申請に対するTwitter社の審査には大いに疑問が沸く。明らかな虚偽申請によって、twitterアカウントが凍結される例が相次いでいるのだ。森哲平氏もその一人だ。  森哲平氏は、2月19日の朝にtwitterアカウントが凍結された。理由は著作権侵害だという。彼のnoteによれば、自分自身および娘が描いた、ゲーム「東方」のキャラクターが引っかかったというのだ。しかし、著作権者だと主張している岐阜県の会社は存在が確認されず、住所も山の中だった。明らかなる虚偽申請だといえるが、これに異議を申し立て、アカウントを復活させるには2つの方法しかない。「撤回」か「異議申し立て通知」である。  「撤回」は、申し立て者に対して連絡を取り、著作権侵害だという申し立てを取り下げてもらうというもの。これは悪意ある申し立て者に対して行うのは非現実的であり、単に自分自身の個人情報を相手に教えるだけとなってしまう。  「異議申し立て通知」は、Twitter社に対して削除されたコンテンツを戻すよう申請することができる。しかしその場合、個人情報がLumenというウェブサイトに記録され、全世界で閲覧されることになる。これでは事実上、「異議申し立て通知」は不可能となる。

筆者も凍結の憂き目に

 そして森哲平氏が凍結されてからおよそ半日後、筆者のTwitterアカウントもDMCAの申し立てにより凍結されてしまった。どのようなコンテンツが著作権違反だとされたのか。いくつかあるのだが、一番笑えるのがこの写真だ。 著作権侵害?これは、筆者が昨年、近所の夏祭りの福引で当てたキャリーバッグを撮影してアップロードしたものだが、なんと、この写真が著作権侵害だとされたのである。誰の!?どう考えても素人がスマホで撮影した写真なのだが、こんなのでもDMCAの申し立ては通ってしまうのである。  キャリーバッグの写真を自分自身のコンテンツだと申し立てたのは、株式会社レッドカンパニーの知財管理統括だ。名前は個人情報なので伏せるが、偶然だろうか、どことなく「山岳ベース事件」に関与していそうな名前だ。  前述したLumenというサイトには、DMCAの申し立てをどの団体がどのアカウントにしたのか、検索すればわかるようになっている。レッドカンパニーは多くのコンテンツを保有しているらしく、精力的にDMCAの申し立てをしている。もうひとつ、ここ数日精力的にDMCAの申し立てをしている会社に株式会社モレノがあるが、たぶん本社はエクアドルかな? ともかく、この2社の申し立てによって、森氏や筆者だけでなく、数人の人物が凍結の憂き目にあっている。その一人に、著述家である赤木智弘氏もいる。「丸山眞男をひっぱた」くぐらいでは、連合赤軍の同志にはなれないということだろうか。
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