売りにかけられていたメキシコ大統領専用機、売れなくてついに宝くじの景品に

宝くじの景品となった大統領専用機

宝くじの景品となった前大統領の豪勢な専用機。
(photo via W Radio México in Twitter

売りにかけられていたメキシコ前大統領専用機

 メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(アムロ)大統領は前大統領ペーニャ・ニエトが使用していた大統領専用機ボーイング・ドゥリームライナー787-8を売却することに努めた。10時間燃料の給油が必要なく飛行できる機材だ。(参照:「Animal Politico」)  しかし、1年経過しても買い手が見つからないということで、遂にそれを宝くじに懸けることに決定した。  この飛行機購入費と大統領専用機にするための必要機器の設置や内装の改造などの費用を含めた総額2億1870万ドル(236億円)を回収することが狙いだ。と同時に、それを売却して病院の医療設備の改善などの費用に充てたいとしている。  アムロ大統領は、彼が2018年12月に大統領に就任すると、早速この専用機を米国カリフォルニアに送った。買い手を見つけるためであった。ところが、展示するための維持費は嵩むが、買い手は見つからないということで、遂に先月メキシコに戻した。結局、カリフォルニアで1年間預けていた費用は150万ドル(1億6200万円)となってしまった。

「賞金付き」で宝くじ景品に……

 そこでアムロと彼の側近らが検討したのが、宝くじのネタにするということだ。  とはいえ、当たってもこの飛行機を渡したのでは当選者に迷惑になるのが当然と考えて、当たれば賞金を出すことにした。その一方で、この専用機の買い手を今後も模索して行く。また売れるまでレンタル飛行機として使用してもらうということにしたのだ。  そして、宝くじのプランが今月発表された。(参照:「Milenio」) 〇宝くじの開始日は今年3月1日。 〇宝くじ券は600万枚を用意する。完売を予定しており、30億ペソ(174億円)の売上を見込んでいる。 〇1枚500ペソ(2900円)。 〇宝くじの番号は0から5999999まで。 〇賞金は1枚につき均一で2000万ペソ(1億1600万円)。それが100枚に当たる。 よって、賞金総額として用意する金額は20億ペソ(116億円)。 〇抽選日は今年9月15日。  総売上と賞金総額の差から飛行機のメイテナンス費用を差し引いた残りの金額が病院の設備改善などに充てられるとしている。また、宝くじには通常税金が差し引かれるが、今回はそれを当選者には無税とすることが決められた。(参照:「Animal Politico」)
次のページ
大統領専用機は不要というアムロ大統領
1
2
PC_middleRec_left
PC_middleRec_right
関連記事
PC_fotterRec_left
PC_foterRec_right