器具を毎回滅菌しない歯科医もいる日本、毎回滅菌・交換するタイの歯科医

タイの歯科の無駄のないスケジュール

 先ほど「朝十時から夜九時まで」と書いた。これが、タイなら歯科治療の時間短縮ができる秘密である。    一日目、朝10時に歯科に入る。約一時間かけてX線を撮影し、治療計画の打ち合わせ。  11時~ クリーニングとホワイトニング  12時半~14時半 虫歯治療  14時半~16時半 昼食  16時半~18時 RCT 18時~20時  前歯のベニア型取り  20時半 (ホワイトニングによる)痛み止めの処方・会計  21時 病院を出る  ただ、公平を期して言うと、タイ王国国民全員がこのような治療を受けられるわけではない。筆者が通うのは、外国人専門の自由診療高級歯科である。  タイ語は一切必要なく、歯科医とは100%英語で意思疎通が可能である。保険は効かないが、この連載で何度も強調する通り日本の歯科医療のガンは「国民皆保険制度」である。もちろん、「自由診療枠」で考えると、タイの歯科治療は決して高くない。そして値段は全てサイトで公表されている。  そして、上記の治療は全て別々の歯科医が行う。ホワイトニング専門、虫歯専門、RCT専門、ベニア専門、ほかにもインプラント専門やかみ合わせ専門、親知らず抜歯専門もいる。それぞれが専門なのだから、下手であろうはずがない。  あなたは、「一人の歯科医が三人の患者を同時に治療する不潔な後進国」と、「五人の歯科医がそれぞれ二時間ずつ一人の患者を診てくれる清潔な先進国」の治療と、どちらを選ぶだろうか?  次回は、欧州のある国の事情を紹介する。 <取材・文/タカ大丸>
 ジャーナリスト、TVリポーター、英語同時通訳・スペイン語通訳者。ニューヨーク州立大学ポツダム校とテル・アヴィヴ大学で政治学を専攻。’10年10月のチリ鉱山落盤事故作業員救出の際にはスペイン語通訳として民放各局から依頼が殺到。2015年3月発売の『ジョコビッチの生まれ変わる食事』は15万部を突破し、現在新装版が発売。最新の訳書に「ナダル・ノート すべては訓練次第」(東邦出版)。10月に初の単著『貧困脱出マニュアル』(飛鳥新社)を上梓。 雑誌「月刊VOICE」「プレジデント」などで執筆するほか、テレビ朝日「たけしのTVタックル」「たけしの超常現象Xファイル」TBS「水曜日のダウンタウン」などテレビ出演も多数。
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