「ママの負担を知ることで、パパの行動が変わる」夫婦で家事や育児分担を話し合う冊子制作プロジェクトが進行

育休 ママ向けQ&Aアプリ&情報メディア「ママリ」を運営するコネヒト株式会社は、パパの育休中の過ごし方を夫婦で考える冊子制作を企画。制作に充てる費用を集めるクラウドファンディングを昨年11月から進めている。期限は2月8日までで、達成後には全国約10万人の妊婦に配布予定だ。  同プロジェクトを主導する「ママリ」編集長の湯浅大資さんは、「パパが育休を取っても何をすればいいかわからず、ママの負担になってしまうことがあります。ママが妊娠中からパパが子育てで担える役割をしっかり話し合えれば、夫婦が一緒に協力して育児に向き合えます。そのためのツールを作りたい」と意気込みを話す。

毎日の育児に限界!「子どもと入浴中に涙が出てきた」

 湯浅さんは「ママリ」を運営する中で、ママたちの苦しさを強く感じてきた。アプリへは子育てを一身に背負うママたちから、 「夫は平日6:30~21:00頃までは仕事で家にいません。土日祝日も家にいても洗濯物やお風呂などは私の仕事。さっき子どもとの入浴中にふと涙が出てきました」 といった悲痛なコメントが寄せられている。 「これはほんの一例で、他にもたくさんの『つらい』との声があがっています。この状況を解決するにはどうすればよいかを考えた時、私はパパの存在に注目しました。  子どもが生まれてから、試行錯誤をして育児をするママと違い、パパは傍観者となりがちです。夫婦間で育児のスタートラインに差が生まれ、結果としてママの負担が強まるわけです」

育休を取ったのに、男性の1日の家事育児時間「2時間以下」が3割

 湯浅さんは、男性の育休に着目した。産後の時期にパパがママに寄り添えば、育児の戦力となる。本来は頼れる存在のはずなのだが、ママの中には「育休を取って欲しくない」と思う人もおり、湯浅さんは驚いたという。 「育休の現状を知るべく昨年10月、子どもが一人以上いるママリユーザー約4000人を対象にアンケート調査を実施しました。その結果、育休を取得した508名のパパの3人に1人が、1日に家事・育児を『2時間以下』しか行っていないことがわかりました」 育児にかけた時間 中には「5時間超~8時間以下」(11.6%)、「8時間超」(20.1%)というパパもおり、主体的に家事と育児に取り組むケースもある。しかし育休を取り家にいるにもかかわらず、「2時間以下」は少なすぎる。パパが育休を取ると、ママの負担が増す「逆効果」が起こってしまいかねない。  調査ではママたちから、 「育休を取っても家でだらだら。結局家のことは私がやっていた。体力も完全に戻っていなかったので、もっと家事をやってほしかった」 「4日しかない育休を自分の都合で日にちを勝手に決めて、その内何日かは自分が遊びに行くことに使ったので、育児をする為に育休を使って欲しかった」 といった不満が寄せられている。  厚労省の2018年度の調査では、男性の育休取得率は6.16%と過去最高だ。しかし「中身の伴わない育休」を増やしても意味がない。コネヒトはこのような状態を「とるだけ育休」と表現している。
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プレパパ向けのワークショップで男性が気づいた「ママの負担」
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