梅、醤油、生姜、三年番茶、これらを合わせて作る梅醤番茶は、冷え、疲労、胃痛、腹痛、貧血などに効果があるとされる。我が家では梅も醤油も自家製!
<注意:筆者の薬や病院に頼らない実践は、自らの責任において実施したものです。むやみに真似ず、ご自身で調べてご自身でご判断ください>
俺は、いわゆる世間でいう「薬」を飲まないし、塗らない。もう20年近くになる。病院にもめったに行かない。怪我をしたときだけは行くが、初期治療だけ。あとは自分で治す。
現代医療をまったく信じていないというわけではない。進化する現代医療で救われるいのちや健康がたくさんある。だが、同時にその現代医療で危険にさらされ、人生を奪われることもある。要は、いのちを他人任せにしないでほしいのだ。ましてや、親として子どもに薬を与える場合はなおさらだ。
例えば、俺(現在49歳)が子どもの頃は、風邪をひくとすぐに風邪薬=抗生物質を処方された。しかしご存知だろうか。現在、厚生労働省では「一般的な風邪では抗生物質を使用しないように」と医療機関に推奨していることを。
デンマークで今年初めに発表された100万人以上のデータ調査では、幼少期に抗生物質を飲むと、のちに精神疾患に陥りやすいことがわかった。
たやすく子どもに抗生物質を与えてしまったら、その子の人生を苦しいものにしてしまう可能性が高まるのだ。
常識と思っていたことは、時代とともに常識でなくなることが多い。
冷え症は、自分の体に合わせた生活スタイルの見直しで治る
ビワの葉を焼酎に漬けて保管。切り傷、火傷、吹き出物、かぶれ、虫刺されなどに効く。
「冷えは万病のもと」と言われる。女性だけでなく、男性の冷え症の増加も著しい。冷暖房のオフィスに長時間いる、ストレスが多い、体を動かさない……などで自律神経がやられて冷え症になるのだ。
俺の話をしよう。
30代前半までは冬でも薄着で過ごした。それで体を壊したことはない。平熱は36.5℃だった。40代になって厄年を超え、あるときから急に体が冷えるようになった。手足が氷のように冷たくなる。
ある日、体温を測ってびっくりした。35.7℃になっていたのだ。36度を切ると自律神経失調症やアレルギー症状が現れやすく、35.0℃に近づくほど、がん細胞も増加しやすくなる。そこで「血流が悪くなっているのでは?」と考えた。
若いうちは、元気な心臓の勢いで手足の末端まで血が通ったのだろう。しかし歳を重ねれば心臓の動きも弱まる。だとしたら心臓を鍛え直すか、心臓からの血が手足の末端に届きやすいようにするかしかない。
俺は猫背だ。前かがみで、常に心臓周辺の血管や内臓を圧迫しているはずである。そのことが血流の妨げになっているのだろうと気づいた。今までは若くて心臓の力が強かったから、猫背でも大丈夫だったわけだ。それでわずかだが姿勢を改善したら、冷えが収まり、気づいたら体温も戻っていた。
首の冷えで肩こりがひどくなったので、服の着こなしも変えた。ほんの数年前まではタートルネックやマフラーが大嫌いだった。煩わしいし、なんだかオシャレしすぎな感じが嫌だった。しかし、こだわりを捨てて首を隠すようにした。すると肩こりがなくなった。
40代半ばの頃から、靴下を3枚重ねで履くほどになっていた。しかし、去年あたりから足の冷えが治ってきて、冬でも靴下1枚で大丈夫な状態まで戻ってきた。
靴下のゴムの締め付けが血流を悪くするとも言われるので、たまに靴下を脱いで、冬の外を素足で下駄を履いて歩くこともある。それでも数年前のように冷たくなることはなく、むしろ気持ち良いとさえ思う。一時期は腹巻きもしたが、今はまた必要なくなった。年齢とともに体の状況は変わっていく。変わるごとに対応していけばいいわけだ。
冷えは食べ物でも治る。
トマトやキュウリは夏の野菜だ。それらは体を冷やす効果がある。暑い夏に体温を下げる役割を果たすということだ。自然の摂理に叶っている。それを現代社会では季節感なく、冬でも食べる。するとさらに体が冷えてしまう。
たまたま、去年から冬にトマトやキュウリを食べなくなっていた。すると、あまり寒さを感じないことに気づいた。むしろ「寒さが気持ち良い」とさえ感じる。寒い冬が大嫌いだったのに、この歳になって冬が好きになってしまった。