暖冬でも要注意。トラックドライバーが教える「積雪の季節に備えて、注意すべきアイスバーンの種類」

これからの季節、ドライバーは積雪にご用心

雪道の真の恐怖、「アイスバーン」

 「トラックドライバーが一般ドライバーに知っておいてほしい“トラックの裏事情”」をテーマに紹介している本シリーズ。  前回は、トラックドライバーが雪に慣れていない一般ドライバーに教える「雪道を走る際に準備しておくべきモノ・こと」について述べたが、今回は、実際雪道を走行する際に注意すべき「アイスバーン」について紹介しよう。  急ブレーキや急停止、急ハンドルなどは、路面の状態に関係なく普段の運転時から避けたい行為だが、雪道でこれらの操作をすると、大きな事故に直結する。その一番の原因が「アイスバーン」だ。  アイスバーンとは、いわゆる「路面凍結」。  道路に積もった雪が日中の気温上昇で溶け、夜に再び凍るとできるこの「天然アイスリンク」は、乾燥路面の8倍もすべりやすいと言われており、ひと度できると人間のハンドル・ブレーキ操作を大いに弄ぶ。

アイスバーンの厄介さは「滑る」だけじゃない!

   そんなアイスバーンには、以下のような種類がある。 1.圧雪アイスバーン    交通量の多い雪道で起こりやすいのが「圧雪アイスバーン」だ。圧雪アイスバーンは、文字通り「圧縮された雪」のこと。    多くのクルマによって走り固められた雪は「氷の板」と化し、ツルツル滑るようになる。さらに、昼夜の気温差で溶解・凍結を繰り返せば、その形状のままガチガチになっていく。  こうして生じるのが「轍(わだち)」だ。    轍は、雪で車線と歩道の境が見えない時の「道しるべ」になる反面、ハマると抜け出せなくなる危険性がある。  深く硬い轍の場合、タイヤが滑るだけでなく、バンパーやクルマの底部が雪の凸部分と当たり抜け出せなくなるため、特に注意が必要だ。  万が一轍にハマり、滑って止まらなくなった場合は、轍の先を見るよりもまずは周囲の障害物を確認し、落ち着いてゆっくりハンドルを切りながら手に伝わる振動と音でタイヤの食い付きのいい雪部分を見つけて脱出するといい
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恐ろしいのは無色透明な「ブラックアイスバーン」!
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