大炎上した香川県の「ネット・ゲーム依存症条例案」。脊髄反射する前に考えたいこと

脊髄反射する丸山穂高議員

 事の発端は、コミケの前で表現の自由を訴えて人気になっている山田太郎議員が「誰の何のためなのか甚だ疑問」と書いたことなんですが、義務を課すと言っても「努力義務」であって罰則があるわけでもなく、牛乳で乾杯するのと変わらないのですが、「誰の何のためなのか」と言えば、ネットやゲームの依存症になってしまうかもしれない子どもたちのための条例です。最初からそう書いてあるんだから「読めよ!」の一言です。そして、これがネトウヨ人気を集めるチャンスだと踏んだ丸山穂高議員が、さらに脊髄反射的な発言を連発していきます。将棋依存症やカードゲーム依存症よりネット・ゲーム依存症になる子どもが圧倒的に多いから、気を付けなければならないわけで、そんなことも分からない人物が国会議員をやっているのが今の日本です。  何のためにパブコメが用意されているのかって、賛否両論ありそうなものに対して、みんなが意見を言うためです。せっかくパブコメが募集されているのに、わざわざ「議員に電話をかけろ!」と呼び掛ける丸山穂高議員。こいつら、基本的に業務を妨害することしか考えていません。これで煽られた人が本当に電話をかけちゃうんです。 「手続きが正攻法」と言いますが、彼が所属する政党が正式な手続きを踏まずに反社会的な行動を繰り返しているだけで、普通はこうやるんです。しかも、国会議員のくせに、子どもの健全な育成に取り組もうとしている地方議会に対して「頭うどんレベル」などとバカにしているんですから、「オッパイ!オッパイ!オレは女の胸をもみたいんだ」などと連呼していた人がどの口で言ってんだと思わざるを得ません。 「ゲームから興味を持ち始めて、とうとうAIを作り始める天才小中学生がいる」という話を持ち出していますが、そんな人はごく一握りです。そんなことを言ったら、カジノで大当たりして豪邸に住んでいる人もいるでしょうし、競馬で高級車を買った人もいるでしょう。しかし、大抵の子どもはネットやゲームの依存症になってしまうわけで、子どもたちの運命が不幸な方向に変わってしまうかもしれない。だから、オジサンやオバサンたちがどうにかしようと、わざわざ条例を考えたのではありませんか。ちなみに、丸山穂高議員は、どこからどう見てもアルコール依存症で、多くの人が口を揃えて「治療を受けるべきだ」と言っているんですから、また新しい問題を起こす前にご自身も依存症治療を受けられてはいかがでしょうか?

選挙ウォッチャーの分析&考察

 滅多なことでは注目されない香川県議会が、突然、ネット民たちの怒りを買って大炎上することになりました。いくら努力義務とはいえ、「なるべく短くしましょう」だったら理解も得られそうですが、「1日60分まで」とか言ってしまうと、そういえばお母さんに同じことを言われた子供の頃の記憶が蘇って、「うるせぇ、ババァ!」みたいなメンタルが発動してしまう人もいるのだと思います。  あまりに炎上してしまったことを受け、この条例案がどんな着地を見せるのかというところは注目なんですが、2019年5月にはWHO(世界保健機関)が国際疾病分類の中の新たな病気として「ゲーム障害」を盛り込むと決定しました。これはもしかすると、香川県だけでなく日本全体で取り組まなければならないかもしれない問題なのです。  ちなみに、このゲーム依存症をなくすための条例案を取りまとめる会長に就任しているのは「真正保守」を自称する、自民党の大山一郎先生です。中央との太いパイプで香川を創生すると言いながら、しっかり安倍晋三総理と握手している写真を載せてしまうぐらいに、この条例を批判しているネトウヨ層が大好きそうな臭いがプンプンするオジサンなんですが、大山一郎先生は2003年に県議に初当選、2019年には第91代香川県議会議長まで務められているベテランです。
大山一郎議員のWebサイト

大山一郎議員のWebサイト

 現在、ネット・ゲーム依存症対策議員連盟、拉致問題早期解決促進議員連盟、教科書問題を考える会で会長や副会長をしているそうです。歴史を修正するタイプのネトウヨなのに、ネット民から嫌われるような条例を作るのに一生懸命なところがスゴいですが、それでもよく議論することは大切でしょう。最初から「とんでもない条例だ」と切って捨てる必要もないし、最も大切なことはどうすれば子どもたちのネット・ゲームの依存症を減らせるのかを考えることではないかと思います。 <文/選挙ウォッチャーちだい>
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