化粧男子に「ツッパリ」。2020年は「自分の好きなカッコ」で楽しむスタイルが増える!?
毎年悩ましいのがトレンド予測。昨年の今頃はまさか街中にこんなにも多くのタピオカ屋ができるとは思っていなかっただろう。
しかし、トレンドたるものその萌芽は結構前から芽生えているもの。すでに「知ってる」ものもあるかかもしれないが、今年流行るかもしれないトレンドをゆるーく予測してみた。
もはや男子が身だしなみに気を使うのは当たり前の時代となった。男性向けコスメブランドのシェア拡大に加え、都内百貨店にはメンズ専用のコスメコーナーも増設されるなど、今年もその勢いはますます拡大しそうだ。
女のコのようなかわいらしいルックスで男女問わず人気を集めているぎんしゃむ氏。彼が化粧男子になったきっかけは、中学時代にあるという。
「ある日、クラスメイトの女子にメイクをさせてほしいと頼まれて、やってもらったんです。そうしたらみんな『かわいい!』って言ってくれて。それまではずっと顔にコンプレックスを持っていたので自分の顔を褒められたのが嬉しかったんです。それからメイクで顔のコンプレックスをカバーできることを知り、毎日自分でメイクをするようになりました」
では、化粧男子を取り巻く周囲の反応はどのようなものだろうか。
「メイクをしていることは、学校の先生からも家族からも何も言われません。みんな『かわいいからいいんじゃない?』って肯定してくれます。仲の良い男友達は自分をかっこよく見せるために化粧をするコが多い。周りの若い人たちは男女関係なく自分に似合うメイクを楽しんでます」
ぎんしゃむ氏は、世のオジサンたちに警鐘を鳴らす。
「メイクはいまだに“女性がするもの”という世間の印象が強い。それに、男性は女性のスッピンをとやかく言うけど、『自分の身だしなみはどうなの?』と思います。満員電車の中で顔が近いオジサンの肌が汚いと嫌なんです。気まずくて(笑)。男性はもっと自分を客観視する必要があると思う。せめて化粧水で肌をきれいにするだけでもいい。お仕事で営業回りをする男性も、下地とかBBクリームを塗るだけで印象は変わります。今年は、身だしなみに気を使う化粧男子がさらに増えるはずです」
メイクだけでなく、ジェンダーという鎖をも軽やかに飛び越える男子たちが増えるかもしれない!?
化粧は身だしなみの一部。男性メイクが当然の時代に
営業マンも下地やBBクリームだけで印象変えられる
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