「秋元議員が注目されるから大丈夫」!? 菅原一秀前経産相を甘やかす練馬区支援者たち

「あす国会で説明します」からはや2ヶ月

 菅原氏については昨年12月26日、『しんぶん赤旗』が〈菅原前経産相 こっそり活動再開〉との見出しで、〈疑惑の渦中にありながら国会で説明責任を果たさずに雲隠れしていた菅原一秀前経済産業相が24日、東京都練馬区にある大学病院の竣工(しゅんこう)式であいさつしていました〉と報じている。記事は、〈みずからの疑惑について一言もふれず、議員を続ける意向を示しました〉としている。  しかし本誌既報のとおり、菅原氏はほぼ毎日続けてきたことが自慢の駅頭活動も中断しており、仕事初めの1月6日にも秘書らスタッフだけが駅頭に立っていた。例年出席しているという賀詞交換会も欠席し、完全にオープンな場には未だ姿を現していない。  「あす国会で説明します」と報道陣に言い残したまま辞任した昨年10月25日から、すでに2カ月以上が経過している。
鈴木エイト氏が会場の料理で作成したカニご飯とメロンのセット

鈴木エイト氏が会場の料理で作成したカニご飯とメロンのセット

<取材・文・撮影/藤倉善郎 撮影・取材協力/鈴木エイト>
ふじくらよしろう●やや日刊カルト新聞総裁兼刑事被告人 Twitter ID:@daily_cult4。1974年、東京生まれ。北海道大学文学部中退。在学中から「北海道大学新聞会」で自己啓発セミナーを取材し、中退後、東京でフリーライターとしてカルト問題のほか、チベット問題やチェルノブイリ・福島第一両原発事故の現場を取材。ライター活動と並行して2009年からニュースサイト「やや日刊カルト新聞」(記者9名)を開設し、主筆として活動。著書に『「カルト宗教」取材したらこうだった』(宝島社新書)
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