問題山積みのリニアや相次ぐ踏切事故。2019年から引き継がれた鉄道業界の「課題」

一方で希望も?

 もちろん、2020年に引き継がれた課題が少なくない一方で、東日本大震災の「復興」を感じさせる希望もあった。 三陸鉄道リアス線開業  2019年3月には三陸鉄道“リアス線”が全線開通した。すでに南リアス線と北リアス線が営業していたが、加えて東日本大震災で被災したJR山田線宮古〜釜石間を復旧させて三陸鉄道に移管、盛〜久慈間全区間をリアス線としてリニューアルしたのだ。  「東日本大震災で被災した三陸地方の鉄道路線復旧はこれにてひととおり完了したことになります。もともと山田線区間は利用者が少ないことからJR東日本が復旧に慎重な姿勢を示していましたが、地元との協議を経て復旧させて三陸鉄道に移管するという“ウルトラC“で決着しました。  これによって盛から久慈まで全線を通して走る列車も設定され、三陸観光は一層便利になったといえるでしょう。秋のラグビーW杯ではリアス線鵜住居駅近くで試合が開催されて臨時列車も運行されるなど賑わいを見せました」

昨年も続いた相互直通運転の波

◆相模鉄道とJR線の直通  いままで関東の大手私鉄の中で唯一他社路線との相互直通運転を行なっていなかった相模鉄道が、昨年11月からJR線との直通を開始。渋谷・新宿から乗り換えなしで相鉄沿線が結ばれるようになった。  「相鉄沿線に縁がない人にとってはピンと来ないかもしれませんが、逆に言えば相鉄を日常的に利用してきた人にとっては大きな変化でしょう。直通列車は相鉄の西谷駅から新設された連絡線を経由し、東海道貨物線に入ってJRに直通します。今後は東急線との直通運転も予定されており、”相鉄の都心進出“が本格化しそうです」  <取材・文/HBO編集部>
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