自分らしくあれ。ビジネスに感情は持ち込むな。年収8000万稼ぐYouTuber「ねこあや」が語る処世術

人気YouTuberねこあやさんの波乱万丈な人生

ねこあやさん  スペインで生まれ、まだ物心がつかない1歳の時に母親と死別。3歳で日本に来たものの、親の事業失敗による貧乏生活を強いられ、虐待や暴力が横行する家庭環境で育つ。  中学卒業後は、「ギャル」に転身し、女性ファッション誌の専属モデルとして頭角を現す。渋谷や六本木で飲み歩き、政界や財界など様々なネットワークを築き上げ、ついには石油王の会合に呼ばれるように。  全てが順調に思えた矢先、婚約者がバイク事故で急逝……。  こんな波乱万丈な人生を歩んできたのは、現在YouTuberとして活躍するかねこあや(ねこあや)さん。持ち前のストレートな物言いと、要点を的確に捉えた話は人気を博し、チャンネル登録数は40万人を超える。そんなねこあやさんに、ビジネスマンがこれからの時代を生き抜くために必要な心構えについて聞いた。

自分をまず知ることが大事

 ねこあやさんは先月、初の著書『中3で親に捨てられて黒ギャルになりクソ金持ちの婚約者に死なれて鬱になったワイがYouTuberになって年収8000万の今だ』(扶桑社)を出版。  著書の中では、ギャル時代に培った「自己プロデュース」する力をもとに、港区で多様な人脈を築き、東京を生き抜くためのストリートワイズ(処世術)を学んだことが描かれている。  何をするにしても、自己アピールや横の繋がりを作ることは大切だが、ねこあやさんは自己プロデュースするために、どのようなことを意識しているのだろうか。 「私の経験は叩き上げでしかないのだけど、ありのままを意識すること。ギャルって自己プロデュースに長けているでしょ。どう自分を魅せれば、他人から必要とされ続けられるか。容姿やキャラクター、立ち居振る舞いなどをすごく研究していた。要は自分を『コンテンツ化』するために、客観視すること。自分の性格や弱みや強みなど、全てを分析して自分をまず知ることが大切。SNSはあくまで等身大の自分でいることを意識し、どう発信したら愛してもらえるかを意識しています。SNSは、反応がダイレクトに返ってくるからわかりやすいですよね」
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「ねこあや流処世術」の根底にあるもの
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