格安物件でも、こうすれば勝負できる!?<100万円からの不動産投資>
あらかじめまとまった資金がないとスタートできないイメージがある不動産投資だが、実は限られた元手でも十分に勝負できる手法は存在する。キャッシュも経験値も今はまだ乏しい「持たざる者」でも、大きな成功を狙える手段を先駆者たちに聞いた!
わずか数年前まで年収が300万円を切るサラリーマンだった遠藤健氏。しかし、不動産投資により鮮やかに人生の一発逆転を果たそうとしている。
「現在は大家として家賃収入が月に約130万円。ローン返済が40万円ほどなので、月々の手残りは90万円ほどになります。ほかにもこれから貸し出す予定の購入済み物件が5つ、すでに手放した物件から売却益も得ています」
現在は新潟県長岡市を拠点に不動産投資を続けている遠藤氏だが、ここまで投資規模を大きくできた要因はどこにあったのか。
「自己資金で400万円弱の戸建てを2棟所有したのが始まりでしたが、自己資金といっても母親に借りたお金でしたし、最初に買った物件なんて1年近くも空室。まったく順調ではありませんでした(笑)。ただ、母がお金を貸してくれたから今がありますし、感謝の気持ちを込めて毎月少しずつですが返済を続けています」
その後、遠藤氏はさらに購入価格が低い格安物件を手がけるようになり、大きく収益性を上げていく。
「3年前に購入した戸建ては『空き家バンク』を通じて20万円で購入したのですが、これを現在は月3万円で貸しています。リフォームにもほぼお金をかけていないですし、利回りは180%。その後も25万円で買った戸建てで月3万5000円で入居してもらっている物件などがあります」
そんな遠藤氏には明確な物件購入の基準がある。
「土地値と同じか、それ以下で買うことを基本としています。過去には40万円で買った戸建てを400万円で売ることができた経験もあります。こういった物件は残置物もたくさんあり、老朽化している箇所も少なくない。だからこそ所有者としてはさっさと手放したいから格安でも売ってくれるわけです。特に戸建てですと、老朽化した家に客付けができなかったとしても、更地にして売ったり、新築を建てたりすることもでき、戦略がいろいろ立てられるので、投資対象として比較的リスクは低いです」
時には人が顔をしかめてしまうようなボロ家にも果敢にチャレンジする遠藤氏。それでは物件のどんなところを見ているのか。
利回り100%超物件も! 格安不動産で儲ける方法
’19年に入り1万円物件を一気に3棟も入手する
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