2020年の米国市場、波乱を呼ぶ導火線は2つある

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復活した闇株新聞が2020年の動向を占う!

 数多の経済事件の裏側を暴いて注目を浴びながら、’18年に突如休刊した闇株新聞が’19年7月に復活! パワーアップして帰ってきた闇株に、’20年の注目ニュースと、世界の景気&株価、仮想通貨の動向、値上がりが期待できる銘柄までを予想してもらった。
トランプ

“ウクライナ疑惑”で弾劾訴追の可能性も浮上するトランプ氏だが…… 写真/APアフロ

米国市場・米中貿易戦争と米大統領選の2つが相場の波乱要因に

’20年に最も注目すべきイベントは米大統領選挙だろう。相場の波乱材料でもある。  11月にNYダウは史上初めて2万8000ドルの大台を突破したが、実際には高値を追うほどの材料に乏しい。むしろ、世界的には英国のEU離脱やドイツの景気後退、過去最低を更新した中国の’19年7~9月期実質GDPなど、悪材料のほうが多い。その中国と米国は貿易戦争の真っ只中にあり、報復関税から大豆生産者などには大きなしわ寄せが発生していた。実際、7~9月期の米国主要企業の業績は前年同期比5%程度の減益に終わっている。  そもそも、景気減速懸念が生じていたから、7~10月にかけてFRB(米連邦準備制度)は予防的利下げを行い、10月からは「短期金利の上昇を止める」として短期国債を中心に毎月600億ドルを買い入れる“隠れ量的緩和”を実施してきたはずである。総じて実態の伴わない株高が続いているのだ。  そのNYダウは’20年に大きく下げる可能性が高い。まず、予備的利下げを行った後には、必ず相場が暴落する局面が訪れる。米国が予備的利下げを実施したのは、’90年代の終わりと’06~’07年にかけて、そして’19年の3回だけだが、’90年代の終わりに差しかかってITバブルが崩壊し、’08年にはサブプライム問題が表面化してリーマン・ショックが発生した。予備的利下げはバブルを引き起こすのだ。
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暴落局面を招く2つの導火線
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