国会欠席で雲隠れの「カニメロン」菅原一秀前経産相、被害者ヅラで弁明の日々か<政界宗教汚染〜安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第25回>

甘い後援者たち、見限る動きも

 では菅原の弁明を聞いた後援者たちの反応は如何なるものだったか。意外なことに後援者の間では菅原に同情的な意見や擁護する声が多いという。それを裏付けるように11月下旬、練馬区内のある後援会幹部と菅原の話し合いが行われ、これまで後援会がなかった地区に新たな菅原後援会が立ち上げられることになった。  また、菅原の後援者が多い練馬の農協(JA)では「ジャーナリストから問い合わせがあったら一切口を塞げ」と箝口令が敷かれたとの情報もある。  ベルダの記事を配布し秘書に責任を転嫁、陰謀論を説いて回る菅原への後援者の甘い対応、それは菅原が有力後援者に贈っていた高級メロンに負けないほどの甘さだ。  ただし、年末の夜回りなどに秘書がミカン箱などを差し入れしていたと報じられた消防団の分団では菅原を見放す意見も多いという。  有権者買収を公然と行ってきた代議士との共存を続けることを選んだ後援者たち、練馬の民度が問われる事態だ。

政治資金パーティも延期、潜伏する代議士

 菅原が毎年11月に行っていた新時代政経フォーラム主催の政治資金パーティも来春に延期された。自身の正当性の弁明に奔走する菅原は、ほとぼりが冷めるまで一般の有権者の前に現われることはないだろう。次の選挙、つまり保身のことしか頭にないこの前経産相に代議士としての資質を問う声が挙がりそうだ。  この件に関し、菅原の事務所に質問書を送信したが、回答は得られなかった。(文中一部敬称略) <取材・文・撮影/鈴木エイト>
すずきえいと●やや日刊カルト新聞主筆・Twitter ID:@cult_and_fraud。滋賀県生まれ。日本大学卒業 2009年創刊のニュースサイト「やや日刊カルト新聞」で副代表~主筆を歴任。2011年よりジャーナリスト活動を始め「週刊朝日」「AERA」「東洋経済」「ダイヤモンド」に寄稿。宗教カルトと政治というテーマのほかにカルトの2世問題や反ワクチン問題を取材しイベントの主催も行う。共著に『徹底検証 日本の右傾化』(筑摩選書)、『日本を壊した安倍政権』(扶桑社)
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