外国人からも呆れの声。外務省が世界に発信する“怪文書”の、火に油を注ぐだけの中身

弱すぎる論拠

 近頃はいつも以上に「説明責任」という言葉を見聞きする機会が増えているが、これが旭日旗が広く使用されている説明になっているとは到底思えない。「似たような太陽のイメージが昔の絵画とか大漁旗でよく使われてるし、官房長官もこう言っているので」とは、あまりに雑ではないだろうか。  「出産、節句の祝い」ともあるが、こちらも自分が知る限りではほとんど目にしないが、どれだけ広まっているのか疑問だ。  そして、説明の2点目では、「自衛隊の公式な旗としての海上自衛隊の自衛艦旗と陸上自衛隊の自衛隊旗(連隊旗)」とある。説明する必要もないだろうが、これが東京五輪で旭日旗の使用を許可する説明になると思っているのだとしたら、完全に逆効果だ。  自衛隊が使用していることの是非とは関係なく、なぜその旗を平和とスポーツの祭典で振る必要があるのかというのは、当然の疑問だろう。これまで、他の五輪ではまず目にしなかった光景だ。

マケドニア国旗に似ている?

 そして、3つめに「世界で広く使用されている旭日のデザイン」という項目では、北マケドニア共和国国旗、アリゾナ州旗、ベネズエラ・ララ州旗、ベラルーシ空軍旗などが紹介されている。  解説文には「太陽から光線が放たれる旭日のデザインは、日本特有のものではない」と書いてあるが、だいたいこれらの旗が旭日旗となんの関係があるのか。まさに「似た旗もある」というだけのことで、日本で「広く使用されている」ことの説明にはなっていない。  そもそも、見ていただければわかると思うが、旭日旗に似ているのは北マケドニア共和国国旗ぐらいのもので、残りの3つに関しては光線が出ているぐらいしか共通点はない……。
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海外メディアへコピペのような投書が行われる
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