菅原一秀元経産相の元公設秘書、柴田さちこ・練馬区議の集会でなぜか取材妨害の大暴れ

「実力行使」で取材を排除

 関係者に取り囲まれる鈴木氏にカメラを向ける。後に何度尋ねても絶対に身分を明かそうとしなかったスーツ姿の男が、鈴木氏の手やカメラを掴む。ほとんど暴行に近い行動だ。
鈴木氏のカメラを掴む素性不明の男

鈴木氏のカメラを掴む素性不明の男

 佐竹氏が言い放つ。 「一般人にカメラを向けないでください!」  佐竹氏は国会議員の秘書だ。それが、暴行まがいの取材妨害に加わっているのだから、カメラを向けられて当然だろう。ピンク色の柴田さちこ陣営のスタッフジャンパーを来た男性までもが「私もプライベートですよ。撮らないでください」などとまくし立てて鈴木氏に詰め寄っている。私も鈴木氏も、つい吹き出してしまった。
スタッフジャンパーを着てカメラを遮り「プライベートだ」と言い放つ関係者

スタッフジャンパーを着てカメラを遮り「プライベートだ」と言い放つ関係者

カニやメロンは出なかった

 会場に、中華料理が運び込まれていった。 「今日はメロンやカニは出ないんですか」(鈴木氏) 「出ません。ですが差し入れていただくのはOKです」(佐竹氏) 「こちらがあげるのはいいんですか」(藤倉) 「そうです。差し入れはOKですよ。持ってきてください。今すぐ」(佐竹氏)  菅原氏の秘書からメロンやカニを催促されてしまった
鈴木氏と私にメロンやカニの差し入れを要求する菅原一秀氏の私設秘書・佐竹京子氏

鈴木氏と私にメロンやカニの差し入れを要求する菅原一秀氏の私設秘書・佐竹京子氏

次のページ
取材を「嫌がらせ」と通報する菅原氏の秘書。説明責任を果たさないのは誰なのか?
1
2
3
4
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事

ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ

政治・経済

コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力

カルチャー・スポーツ

頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界

社会

ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

国際

仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響

政治・経済

漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋

カルチャー・スポーツ

上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法

社会

64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉

社会

再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今

政治・経済

微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望

社会

PDFの生みの親、チャールズ・ゲシキ氏死去。その技術と歴史を振り返る

社会

新年度で登場した「どうしてもソリが合わない同僚」と付き合う方法

社会

マンガでわかる「ウイルスの変異」ってなに?

社会

アンソニー・ホプキンスのオスカー受賞は「番狂わせ」なんかじゃない! 映画『ファーザー』のここが凄い

カルチャー・スポーツ

ネットで話題の「陰謀論チャート」を徹底解説&日本語訳してみた

社会

ロンドン再封鎖15週目。肥満やペットに現れ出したニューノーマル社会の歪み<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

社会

「ケーキの出前」に「高級ブランドのサブスク」も――コロナ禍のなか「進化」する百貨店

政治・経済

「高度外国人材」という言葉に潜む欺瞞と、日本が搾取し依存する圧倒的多数の外国人労働者の実像とは?

社会