女性の6割が「気が乗らないのに性交渉に応じたことがある」と回答。すれ違いをなくすためには?

性交渉について相談したことがある人は2割に留まる

 告白を終えパートナーとなった2人は、性交渉の場面においてどれだけお互いのことを話すことができるのだろうか。調査結果を見ていく。  「相手に性交渉について、自分から相談したことがある」という質問に対し、「はい」と回答したのは、男性が16.3%、女性が21.4%だった。また、「自分の体の悩み・言いにくいこと(病歴や傷など)を話したことがある」のは、男性が13.3%、女性が27.3%で、こちらも全体として、かなり低い数字になっている。これで何か問題は起きないのだろうか。

女性6割以上「気が乗らないのに性交渉に応じた経験がある」

 「気が乗らないのに性交渉に応じた経験がある」のは、男性で38.2%、女性で63.1%と大きな開きがあった。また、「性交渉を強要されたと感じた経験がある」と答えたのは、男性が11.0%、女性が24.7%とこちらも大きな開きがあった。なぜ、このようなことが起こるのだろうか。 「セックスって、どんなイメージ?」という質問をした。男性は、1位「気持ちいい」(59.6%)、2位「愛が深まる」(50.4%)、3位「エロい」(47.6%)だった。女性は、1位「スキンシップ」(64.1%)、2位「愛が深まる」(56.3%)、3位「愛を確かめ合える」(53.9%)となった。2位の「愛が深まる」は共通していたが、1位と3位は男女でまったく異なる結果となった。  あえて違いを強調すれば、男性はセックスを「気持ちよくてエロいから」するのに対し、女性は「スキンシップや愛を確かめ合うため」にする、ということになる。この認識の違いこそが問題なのではないか。性交渉となるときに、この違いが「強要」となって表れてしまう。女性がスキンシップを求めているのに、男性が気持ち良さを求めて性交渉に(無理に)臨んでしまうこと、これこそが女性の6割以上が「気が乗らないのに性交渉に応じた」という結果を生み出してしまった。  このようなことが起こるのは、男女間の認識の違いだけではなく、「相手に性交渉についてなかなか相談できない」という実情があるからでもある。話して、お互いを知り、取り決めを作って、関係をつくっていけばいい。これも、「交渉」なのである。告白をしてパートナーをつくって終わりではない。もっと、お互いに話しあっていこう。もっと、パートナーと楽しく過ごしていくために。 <文/田中宏明>
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