年金に頼れない老後に備え、若年層は今から「ローリスク・ほどほどリターン」の投資を

若年層は今のうちに、個人投資家としてリスクを抑える技を身につけよう

サラリーマン投資イメージ その有力な方法は貯蓄からネット株運用にお金を振り向け、お金を増やす道である。筆者は昨年、ハーバービジネスオンラインで「石橋をたたいて渡るネット株投資術」を30回、半年かけて連載した。(書籍として、海象社より8月9日に上梓)  株といえば「ハイリスク、ハイリターン」の世界だが、ネット株取引時代の到来で、「ローリスク、ほどほど(ミディアム)リターン」が可能になった。元本を減らさず、投入資金の約1割強を着実に稼ぎ出す手法である。資金に余裕のあるシルバー層には小遣い稼ぎとボケ防止の一石二鳥の効果がある、と指摘した。  この方法(石橋攻略)は、シルバー層に限らず、20~30歳代の若年層にも使える。個人で株式売買をする人を総称して個人投資家と呼ぶ。個人投資家としてお金を増やすためにはリスクをできるだけ抑制し、利益あげるための投資術をマスターすることが必要だ。  この投資術を身に付ければ、最低100万円程度の資金があればすぐにでも始めることができる。投資術を身につけるための練習なら50万円程度でも取り組める。

「石橋攻略」で、100万円が2000万円になる日はいつか?

100万円イメージ 30歳になったあなたは100万円を運用資金として老後の資金を貯めようと思い立つ。「石橋攻略」で毎年、投入資金の約1割を稼ぎ出し、それをすべて再投資するケースを考えよう。  たとえば100万円の投資資金は、複利で計算をすると、8年目に2倍の200万円になる。その8年後には400万円。さらにその8年後には800万円。さらにその8年後には1600万円に増える。30歳だったあなたは62歳になっている。65歳定年なら、すでに2000万円を大きく上回るお金が得られるはずだ。  15%で運用すれば、5年後に200万円に達し、10年後には400万円、15年後には800万円、20年後には1600万円に達する。この時あなたは50歳。55歳には3200万円のお金が手にできる。  最初の投資資金を2倍の200万円にすれば、もっと短期間に2000万円を越えることができる。これを「机上の空論」というなかれ。やってみればよくわかるだろう。「石橋攻略」は、一攫千金を目指す野心家には不向きだが、安全第一で資産運用に取り組みたい人には向いているのだ。 【文/三橋規宏】
経済ジャーナリスト。1964年、日本経済新聞社入社。ロンドン支局長、日経ビジネス編集長、論説副主幹などを経て、千葉商科大学政策情報学部教授。2010年から名誉教授。専門は日本経済論、環境経済学。編著書に『新・日本経済入門』(編著、日本経済新聞出版社)『環境が大学を元気にする』(海象社)など多数。『石橋をたたいて渡るネット株投資術』(海象社)を8月9日に上梓。
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石橋をたたいて渡るネット株投資術 ―シルバー世代の小遣い稼ぎ―

環境経済ジャーナリストが、自身の経験から編み出したネット投資術。
ハイリターンを狙わない代わりにローリスク。
手数料の安いインターネットを介した投資術について、具体的なチェックポイントと共に紹介します。

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