重度障害の「れいわ」2議員が「超党派」で訴える、「障害者の社会参加実現」

舩後、木村両議員は与党も巻き込む「超党派的存在」

山本太郎氏

山本太郎代表は現在、全国の街宣ツアーを開始している(写真/横田一)

 集会に先立つ9月17日、れいわ新選組の山本太郎代表は党本部、事務所開きで筆者の質問に答え、こんな発言をしている。 「舩後、木村両議員は『超党派的存在』です。野党ももちろんだけど、与党も巻き込みながら、何かを変えていける存在。議員立法という部分で中心的な役割も果たし得る。  何のテーマかといえば、当事者性が色濃く出る分野でしょう。お2人が初登院された頃から話題になっていましたが、重度訪問介護ですね。これに関して、就労や就学についてまで認められるか。  今のところ、お2人に関しては、この仕事をしている限りは認められる雰囲気です。でも、ここからさらに広げていく。恐らく大きく広げることは嫌がると思うんです。  なぜなら、重度障害者だけでなく、中度、軽度にまで広がっていくとなると、言い方は悪いんですが、『コスト』の問題になってくる。でも、そういう話じゃないだろうと。  だって、(障害者の権利に関する)条約にも批准している国ですよ、この国は。差別も禁止しなければいけない。合理的配慮もしなければいけない。五輪やパラリンピックのホスト国でもある。  国権の最高機関である国会にお2人が入ってきた。そのことのいい面を考えるなら、このタイミングで変えていかなくてどうするということです。そういう意味でもお2人には中心的存在となっていただき、超党派の皆さんと一緒に変えていけるような議員立法は先々考えていく必要があります。  臨時国会が始まってから、そのような集まりを木村議員が考えているようです。どこまで形になるかは今からはっきりとは言えませんが、少なくとも投げ掛け、心ある人たちとつながりながら、形になっていけるような土壌を肥やしていこうという方向です」

介助を受けながら社会参加ができる仕組みを

 山本氏の言う「重度訪問介護」とは重度障害者で常に介護を必要とする人に対し、ホームヘルパーが自宅を訪問し、生活全般にわたる援助や外出時における移動中の介護を総合的に行うサービス。内容は下記の通り、多岐にわたる。 ▼身体介護  入浴、排泄、食事、着替えの介助など。 ▼家事援助  調理、洗濯、掃除、生活必需品の買い物など。 ▼移動介護  外出時のる移動支援や移動中の介護。 ▼その他  生活などに関する相談や助言、見守り。  舩後氏と木村氏は当選以来、介助(重度訪問介護)を受けながら議員活動ができるよう求めてきた。だが、厚生労働省はこれを認めようとしない。両氏の介助費用については当面、国会への当院中は参議院が負担することになった。  両氏は集会の案内文書の中で次のように主張している。 「議員活動をはじめとする政治参加は、就労、就学などと同様に、社会参加の一環です。すべての介助の必要な障害者が社会生活を送るためには、介助を受けながらの社会参加が必要」
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「社会通念上適当でない外出」とは何なのか
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