モラハラ男は結婚前に見抜いて排除すべし。そうすれば日本は変わる<モラ夫バスターな日々33>

やたら結婚を急く男はモラ夫になる可能性大

4、俺様彼氏  俺様一番の俺様彼氏の言動の多くは、既にモラハラと呼べるものだったりする。上から目線での言動、彼女は俺様に尽くして当然、彼女には反論を許さないなど、結婚前からの俺様は、かなりヤバい。俺様物語が大好きで、自分がいかに偉いか、いかに苦労したかを得々と話すタイプは、仮に、健全男子に擬態していても、本質は俺様であり、結婚したらモラ夫になる。 5、独占欲  交際範囲、活動範囲を限定し、行動を全て把握しようとする独占欲の強いタイプも危険である。「俺だけを見ていてほしい」と嫉妬深いのは、決して深い愛情ではなく、独占欲である。このタイプは、別れようとするとストーカー化する危険もある。 6、結婚願望  モラ夫は、女性と結婚して、夫/家長になることに価値観を置いているので、同居や結婚を急かす傾向がある。本当に好きであれば、彼女の気持ちが固まり、結婚への環境が整うのを待つはずであるが、これが待てず、強引に話を進めるタイプは、結婚願望が強いと考えてよい。男の結婚願望は危険である。 7、短気  よく怒る男は、当然、結婚してからも怒る。怒りは、問題解決に安易な方法であり、依存が生じ易い。また、彼女を怒ってもよいと思っている男は、妻には、さらに遠慮がない。結婚後は、夫の怒りにビクビクする生活になる。

小泉進次郎氏は擬態していたのか?

 進次郎氏は、独特な俺様の雰囲気をまとい、デキ婚をした。いかにもモラ男に思える。他方、育休に言及する等、健全男子としての振る舞いもみられた。報道を通じてしか知らないので断定できないが、いかにも健全男子に擬態するモラ男に思えたが、本連載24回目の時点では、明白な証拠/兆候はなかった。  ところが、8月21日に挙式した晩、滝川さんが指輪を「紛失」したという。それを知った進次郎氏は、「プリプリして口もきいてくれなくなりまして。怒って手を貸してくれない」状態だったそうだ。 (出典)  指輪を紛失したら、新婦にはショックだろうし、悲しくなるだろう。健全男子/非モラであれば、新婦を慰め、怒らずに一緒に探すだろう。すなわち、進次郎氏は、結婚式でモラスイッチが入り、モラ夫となった可能性が高い。  前回の記事で書いたとおり、モラは治らない。モラは、妻の心身を蝕み、家庭を不幸にする。モラ男からは、逃げるのが一番である。
弁護士、東京第二弁護士会所属。92年、さつき法律事務所を設立。離婚、相続、ハーグ条約、入管/ビザ、外国人案件等などを主に扱う。コロナによる意識の変化を活動に取り込み、リモート相談、リモート交渉等を積極的に展開している。著書に『入管実務マニュアル』(現代人文社)、『国際結婚マニュアルQ&A』(海風書房)、『アフガニスタンから来たモハメッド君のおはなし~モハメッド君を助けよう~』(つげ書房)。ツイッター(@SatsukiLaw)にてモラ夫の実態を公開中
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