妻に「モラハラ夫」呼ばわりされているうちが、更生の最後のチャンスである<モラ夫バスターな日々28>

妻にモラ夫と呼ばれているうちが更生する最後のチャンス

 冒頭の仙台のご夫婦については、実際にお会いしたわけではないので、具体的にはわからない。しかし、少なくとも妻の目からは、彼はモラ夫である。やめるべきは、この連載ではなく、彼がモラ夫であることであろう。  モラ夫の根本的原因は、社会化の過程において、人格の基礎にモラ文化が内在化されることにある。したがって、モラ夫をやめるためには、内在化された価値観を書き換える必要がある。そのためには、自らの日常的な言動のログをつけて、それらの問題性や背景となっている価値観の分析、反省を地道に繰り返すしかない。内在化した価値観の書換えには、数年間の期間が必要であろう。  モラ夫をやめるのは、決して容易ではない。しかし、妻が「モラ夫」と文句を言っているうちに直さないと、妻は、いずれ夫を見捨てて、逃げ出すだろう。  日本のモラ夫たちに残された時間は、さほど長くはない。 <文/大貫憲介 漫画/榎本まみ>
弁護士、東京第二弁護士会所属。92年、さつき法律事務所を設立。離婚、相続、ハーグ条約、入管/ビザ、外国人案件等などを主に扱う。コロナによる意識の変化を活動に取り込み、リモート相談、リモート交渉等を積極的に展開している。著書に『入管実務マニュアル』(現代人文社)、『国際結婚マニュアルQ&A』(海風書房)、『アフガニスタンから来たモハメッド君のおはなし~モハメッド君を助けよう~』(つげ書房)。ツイッター(@SatsukiLaw)にてモラ夫の実態を公開中
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