知られざる「ウクライナ不動産投資」。そのポテンシャルとリスクとは?

ウクライナの物価は激安

普通のレストランだと、2000円もあればOK。アジアの新興国並みだ

「ウクライナの物価はレストランやカフェなど、日本の3分の1~4分の1ぐらい。ウクライナに駐在する日本人に聞くと、実感としてタイよりも物価が安い一方で、生活レベルは高いそうです」  内藤氏によると、一般的なレストランで食事と酒を楽しんで3000円程度、コーヒー1杯が80円だ。

ウクライナ料理に舌鼓を打つ一行。ボルシチはウクライナが発祥だ

「ウクライナには美女も多く、それでいて性格は素朴で親切。ウクライナに投資物件を探しに来て、こちらに魅了されてしまう人も結構いるようです」と笑うのも納得である。

実際に内藤氏が購入した物件は?

 実際に内藤氏が購入した物件はどのようなものなのか。場所は首都のキエフの中央駅から程近い好立地だ。現地のデベロッパーが築10年程度の建物を丸ごと買い取り、リノベーションして居住用の部屋を新たにつくったものだという。

購入した物件が入る建物には、サウナも完備したスポーツジムもある

「建物施設エリアにはプールやサウナも完備の高級フィットネスジムもあり流行っています。来ている人の所得水準も高そうでした。施工業者も日本の会社だったので物件自体のクオリティも高い。治安などの周辺環境も申し分なく、自分が住んでも問題ないというぐらい安心感がありました。これなら賃貸に出してもすぐに入居者が決まるのではと、購入しました」

ジムは、トレーニングする多くの人たちで賑わっていた。明らかに富裕層と思われる

 間取りは1ベッドルームで、広さは45~60㎡。価格は1200万円からとなっている。東京の都心で同様の物件だと、中古でも4000万~5000万円はするから、手が出しやすい価格ともいえる。 「もっとも、キエフは街の規模的には札幌や福岡など地方の大都市と同じくらいなので、一概に東京とは比較できません。それでも、福岡で同じような物件だと3000万円はするので、魅力的な価格だと言えると思います」

もちろんプールもある。高級ジムがあるとは、建物の外観からは想像できない

 もちろん割安価格なのは、現地通貨フリヴニャの価値が暴落しているためであることは言うまでもない。こうした物件を手掛ける日本の業者は今後増えるとみられ、競争率は上がっていきそうだ。 【内藤 忍氏】 経済評論家・投資家。マネックスグループ各社の代表などを経て「資産デザイン研究所」を設立。海外不動産や現代アートなど、投資対象は多岐にわたる。投資に関する著書多数。メールマガジンは読者4万人以上 ― 金持ちだけが知っているウクライナ不動産 ―
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