「暑すぎる」「寒すぎる」夏のオフィスを快適に過ごす工夫
エアコンの設定温度ばかりにこだわっていては快適にならない
部屋の中にある熱源を減らし、分散させる
温度ムラを解消する主な対策は3つある。1点目は、熱源をできるだけ減らしたり、集中を避けたりすることだ。パソコンやプリンターなどが密集し、一部だけ温度が高いエリアができていると、人間だけでなく精密機械であるOA機器にも悪影響を及ぼす。可能な範囲で分散させる工夫が大切だ。
特に大きな熱源となる大型プリンターは、できればデスクから遠ざけて配置してほしい。また、熱を発する冷蔵庫、ポット、コーヒーメーカーなどの家電は、できる限り別の部屋に移動させよう。
照明に白熱灯や蛍光灯を使っていたら、発熱量の少ないLEDに交換したい。特に白熱灯は、エネルギーの9割を熱にして捨てている。エネルギーがもったいないだけでなく、真夏に小型暖房機をいくつもつけているようなものなので、早急に交換しよう。
熱は人間からも発せられている。安静時でも一人あたり100Wほどになるので、オフィスに30人いる場合は3000Wの暖房機があるのと同じことになる。そのため、人が密集しないよう座席やデスクの並びを工夫することで効果が出る場合もある。
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