グラビアアイドル・倉持由香に学ぶキャリア形成とは?<「サラリーマン文化時評」#10>
タワーマンションに住んでみたら……
真実:具体的にはいつ、タワーマンションに住むことを決めたんですか?
倉持:20歳くらいのときです。それまでは漠然と『いい家に住みたい』という目標はあったんですよ。実家が砂壁の小さな家で、小学校のときは友達を呼ぶと『なんで由香ちゃんの家は壁を削るとポロポロ砂が落ちてくるの?』とか『玄関せまーい』とか言われて、それがトラウマで。友達を呼べる家に住もう、という願望があったんです。絶対自分の力でいい家に住むぞ、と思って、それで今の事務所に移ったんです。
真実:それが20歳くらいのときですよね。
倉持:お金が無かったので、友人であるグラドルの吉田早希ちゃんの家に居候させてもらっていたんですが、彼女の家の近くにタワーマンションが建って、『あのタワーマンション、最上階にジムがあるらしいよ!』という話になって。
それでテンションが上がって、そのジムで町を見下ろしながら走るっていう、凄く理想的な生活が頭の中に思い浮かんだんです。『よし決めた。私はいつか、最上階のジムで優雅に走って暮らせるように仕事で稼いで、絶対このマンションに住む!』って決めました。
アイドルもローンを返済するため働き続ける
サラリーマン、ブロガー。雑誌『週刊SPA!』、ウェブメディア「ハーバービジネスオンライン」などにて漫画、世相、アイドルを分析するコラムを連載。著書に『サラリーマン漫画の戦後史』(新書y)がある
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2019.04.28
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